あいの水尾川水門…1
(『鯔越水門…3』のつづき)

●鯔越水門から入って南流した海水は、内海「スクノ海」を通って小鳴門海峡に抜けるわけですが、その出口にあたるもう一つの水門も見ておきたくなり、大毛島を南へ下りました。
山裾を内海が洗う地域を抜け出ると、かつては塩田だったという平地の中央を、蛇行した水路が流れる地勢に。その水路を渡る橋から、水門のある南を眺めたのが上の写真です。両岸にずらりと船がもやい、いかにも舟航が盛んな雰囲気ですね。
●写真を撮った橋は、「文化橋」というちょっとくたびれた感じの桁橋。親柱の片割れを見てみたら、「あいの水尾川」と! 水源は鳴門海峡、流れ下る先は小鳴門海峡と、ともに海であるにもかかわらず、この水路は河川として扱われているのですね!
地図では「合の水尾川」という表記もあったのですが、水門、橋ともに平仮名表記だったので、ここでは後者に従うことにします。
【撮影地点のMapion地図】

●文化橋の上からズームでたぐり、水門に初お目見え。飾り気のない質朴な風貌は、鯔越水門に近い雰囲気。しかしこちらは2径間で、扉体の天地寸法も大きく縦長と、規模はずいぶん異なります。

●管理橋の橋詰から、水門の側面を見て。もっとも、河口の間口はほとんどコンクリートの防潮堤で、水門の径間はごく狭いため、堤防道とでもいった方がよいのでしょうか。両岸には段差があり、あくまで人道橋の扱いのようです。
●ここでもタイミングよく通航艇に遭遇、嬉しくなって身を乗り出し一枚。
そう高くはないものの、あいの水尾川、スクノ海ともに、沿岸には厳重にコンクリート堤防が巡らしてあったことから、これら2水門は大毛島内水沿岸の低地を、高潮被害から守るために造られたものと理解できました。
(元年9月14日撮影)
(『あいの水尾川水門…2』につづく)

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●鯔越水門から入って南流した海水は、内海「スクノ海」を通って小鳴門海峡に抜けるわけですが、その出口にあたるもう一つの水門も見ておきたくなり、大毛島を南へ下りました。
山裾を内海が洗う地域を抜け出ると、かつては塩田だったという平地の中央を、蛇行した水路が流れる地勢に。その水路を渡る橋から、水門のある南を眺めたのが上の写真です。両岸にずらりと船がもやい、いかにも舟航が盛んな雰囲気ですね。

地図では「合の水尾川」という表記もあったのですが、水門、橋ともに平仮名表記だったので、ここでは後者に従うことにします。
【撮影地点のMapion地図】

●文化橋の上からズームでたぐり、水門に初お目見え。飾り気のない質朴な風貌は、鯔越水門に近い雰囲気。しかしこちらは2径間で、扉体の天地寸法も大きく縦長と、規模はずいぶん異なります。

●管理橋の橋詰から、水門の側面を見て。もっとも、河口の間口はほとんどコンクリートの防潮堤で、水門の径間はごく狭いため、堤防道とでもいった方がよいのでしょうか。両岸には段差があり、あくまで人道橋の扱いのようです。

そう高くはないものの、あいの水尾川、スクノ海ともに、沿岸には厳重にコンクリート堤防が巡らしてあったことから、これら2水門は大毛島内水沿岸の低地を、高潮被害から守るために造られたものと理解できました。
(元年9月14日撮影)
(『あいの水尾川水門…2』につづく)

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