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隅田川畔のテラスにて…1

(『旧源森川周辺を歩く…4』のつづき)

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緊迫感のある「ホタルナ」の挙動に目を奪われていたら、いつの間にか東武線隅田川橋梁の直下に、水辺ライン「こすもす」の姿が。わざわざ岸寄りの狭い径間にいたことが意外で、橋脚の影で微動だにしなかったこともあり、気づきませんでした。

二天門の船着場を出た直後、吾妻橋をくぐる観光汽船の下航便を待っていたのでしょう。しかし、ちょうど干満の憩流時にあたり、流速はきわめて緩かったとはいえ、この狭い場所でピタリと船を留めておく船長の技量たるや! はた目には、どこか後ろめたいことがあって、船が隠れているようにも見え、微笑ましいものがありましたが。

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観光汽船の下航便が、吾妻橋の中央径間を完全に抜けたのを見はからい、「こすもす」が滑るように微速前進を開始。対岸のテラスにいたら、船が間近に見えて迫力があったことでしょうね。

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「こすもす」の航過を待って、鼻先を突っ込んだような形だった「ホタルナ」が転回を始めました。舵を一杯まで切り、スラスターを力強くふかして、船体がきしむようなパワフルな回頭ぶり! 船長は冷や汗ものだったでしょうが、目の前で繰り広げられる回頭シーンは、フネ好きにとって嬉しいイベントでありました!

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「ホタルナ」の着桟を見届けてか、間なしに水辺ライン「さくら」が上航で登場。今度はこちら側、吾妻橋船着場への着桟。雨足の強まる中、濡れながら開け放ったハッチで待機する乗り組みさん、ご苦労さまです。ブルルン、と一回のゴースターンでピタリと接舷、こちらもお見事でした。

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そして続けて遡上してきたのはフラッグシップ「ヒミコ」! まったく息をもつかせぬフネブネの交錯ぶり、これがほんの5分ほどの間に繰り広げられたのですから、まこと河港の名に恥じない賑わいであります。

写真にもはっきり写っているくらい、雨はますます強く、雨宿りも長期戦にならざるを得ない雰囲気でしたが、そんな憂いも忘れさせるほどの川舟オールスターの競演! 自艇で通りがかったら、長時間留まって見物することは難しかっただけに、貴重なひとときに思えたものでした。
撮影地点のMapion地図

(元年6月30日撮影)

(『隅田川畔のテラスにて…2』につづく)

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タグ : 隅田川 水上バス