5月5日の仲江間…4
(『5月5日の仲江間…3』のつづき)

●仲江間閘門を囲んで息づく、微高地集落へ進入。少しはらみだして傾いた右のお宅の塀、ゲート前の無骨な人道橋と、変わらぬ風景を眺めながら奥へ。
人道橋の下、テンダーが一杯もやってありましたが、棹やら廃材やらが山積みになり、おまけに水線付近から草まで生えて、久しく使われていない様子。通航も減ってきたのでしょうか、ちょっと心配になる光景です。

●後扉室ゲートの直前まで近づいてもらい、逆光ながらぐっと仰いでみました。昨年1月2日の記事とくらべていただけるとわかるように、改修工事の結果、扉体の巻上装置が従来のスピンドルからラックに更新されたのです。
更新後の様子は、すでにGoogleストリートビューで確認はできていたのですが、極小閘門ファンとしては、やはり実際にこの目で確かめたいもの。スピンドルのころは、堰柱上に高々と突き立っていた2本のさやが失せ、だいぶおとなし目になった印象を持ちました。
●扉体は水上にあって薄目に開けられ、閘室内の水を代謝させている点も以前と変わらず。
しかし、巻上機器周りを更新したのですから、ついでに扉体を塗り替えたり、堰柱を補強したりと何らかの補修がされてもよさそうなものですが、一切それが見られないあたり、使用頻度の低さを感じさせて、少々寂しいものがあります。

●船頭さんがサービスしてくれて、扉体にぶつかる直前まで舟を寄せてくれたので、伸び上がって前扉室の様子ものぞくことができました。
あちらも後扉室同様、巻上機器周りのほかは一切、手を入れられていないようですね。予算など厳しい面もあるのでしょうが、数少ない極小閘門の一つであり、十六島における利根川方への唯一の玄関口でもある仲江間閘門としては、ちょっと気の毒になるような最小限の更新ではありました。
【撮影地点のMapion地図】
(元年5月5日撮影)
(『5月5日の仲江間…5』につづく)

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人道橋の下、テンダーが一杯もやってありましたが、棹やら廃材やらが山積みになり、おまけに水線付近から草まで生えて、久しく使われていない様子。通航も減ってきたのでしょうか、ちょっと心配になる光景です。

●後扉室ゲートの直前まで近づいてもらい、逆光ながらぐっと仰いでみました。昨年1月2日の記事とくらべていただけるとわかるように、改修工事の結果、扉体の巻上装置が従来のスピンドルからラックに更新されたのです。
更新後の様子は、すでにGoogleストリートビューで確認はできていたのですが、極小閘門ファンとしては、やはり実際にこの目で確かめたいもの。スピンドルのころは、堰柱上に高々と突き立っていた2本のさやが失せ、だいぶおとなし目になった印象を持ちました。

しかし、巻上機器周りを更新したのですから、ついでに扉体を塗り替えたり、堰柱を補強したりと何らかの補修がされてもよさそうなものですが、一切それが見られないあたり、使用頻度の低さを感じさせて、少々寂しいものがあります。

●船頭さんがサービスしてくれて、扉体にぶつかる直前まで舟を寄せてくれたので、伸び上がって前扉室の様子ものぞくことができました。
あちらも後扉室同様、巻上機器周りのほかは一切、手を入れられていないようですね。予算など厳しい面もあるのでしょうが、数少ない極小閘門の一つであり、十六島における利根川方への唯一の玄関口でもある仲江間閘門としては、ちょっと気の毒になるような最小限の更新ではありました。
【撮影地点のMapion地図】
(元年5月5日撮影)
(『5月5日の仲江間…5』につづく)

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