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5月5日の仲江間…2

(『5月5日の仲江間…1』のつづき)

235006.jpg男性の船頭さんの舵さばきで、舟はゆっくりと回頭、与田浦を東航し始めました。真水の匂い、緑濃い開けた景色、水際に点々とたたずむ釣り人さんたち‥‥。

眠ったように穏やかな水郷の風景を、舟上から眺められる幸せ。サッパは滑るように水面を切り裂いて、仲江間の北口を目指します。


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仲江間北口に架かる、無銘橋が迫ってきました。RC桁に親柱もないガードレールの高欄と、実用一点張りの外観ですが、取付道路をぐんと盛り上げて桁下高を稼いでいるあたり、水郷の可航水路らしさが感じられて、よいものです。

過去の記事を見返してみたら、仲江間をサッパで訪ねるのは3回目、平成21年7月の「仲江間ふたたび」以来、何と10年ぶりです。嬉しさにニヤケながら進入、北端からしばらく、繋留船と水辺の並木が続く区間を抜けると、いよいよ‥‥。

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さえぎるもののない、一直線の爽快な水路風景が! これが生きた可航水路なのですから、毎度のことながら深い感動がありますわ!

235009.jpgひたすら真っ直ぐに南下して航程ほぼ半ば、水門が左右に相対する用水路との十字流が見えてきました。

おお、橋が以前と違う! 工事現場の足場とさして差のない仮設のものから、鋼製のがっしりとした、恒久的な人道橋に改架されていたのです。10年も経ったのですから騒ぐのもあれですが、幸運にも仮設橋二代とこれ、三代に渡り変遷を目にできたことになります。

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帰路、南側から眺めた十字流の風景も。いくつか架かる農道のRC橋のほか、目立った建造物に乏しい仲江間ですから、ここはある種見どころといってよい場所。

広大な田圃の中にぽつんと、水門や排水機場が肩を寄せ合うさまはどこかメルヘンチックで、箱庭的な感じに惹かれたものでした。
撮影地点のMapion地図

(元年5月5日撮影)

(『5月5日の仲江間…3』につづく)

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タグ : 与田浦仲江間水郷