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大岡川と残桜…2

(『大岡川と残桜…1』のつづき)

233026.jpg都橋商店街に橋詰を接した宮川橋ですが、今回くぐりながら橋脚側面をよ~く見てみたら、上端近くのフラットに、微かですが文字の下地にしたと思しき、長方形に白くペンキ塗りした痕跡を発見。

つまり、「11月1日の大岡川…3」で触れた道慶橋、山王橋と同様、かつては橋名が書き込まれていたと見てよろしいでしょう。

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船からしか見られない、橋脚の橋名表記は、艀ひしめいたミナト横浜の川ならではのもの。横浜市の土木担当部署にある史料を掘ってみたら、これについての記述が出てきたりするのかなあ。

ところで、橋脚の左から3本目の水面近く、23年10月「大岡川に拾う…1」で見たときは、表面が剥離して鉄筋が露出していたのですが、今回見たら少々お座なりな感じながら、エポキシか何かで埋めて補修されていました。よかった‥‥。

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桜に戻りましょう。おお、ここにも1本、まだ咲き誇っているものが。水面も、花筏にはほど遠いものの、つねに散った花びらが点々と浮いていてよい風情。来てよかった‥‥。

233029.jpgRCアーチの名橋、長者橋が見えてきました。と、橋をくぐって数枚のパドルボードが出現。この手の皆さんの活動拠点である、大岡川桜桟橋も近いですしね。

いや、のんびり川めぐりを楽しんでいるのではなく、皆さん川面に浮いたゴミを拾っておられたのでした。ありがたいことです。「ご苦労さまです!」と声をかけると、笑顔で答えてくれました。

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長者橋をくぐると右手、橋詰に新しいポンツン桟橋が。5年ぶりの訪問とあって、こういった変化が目にできるのも楽しいものです。

護岸を掘り込んで、流路幅を狭めないように気遣われているのもいいですね。化粧板を貼った正面には、石造の立派な銘板で「横浜日ノ出桟橋」とありました。全長は短いものの、すぐ上流にある大岡川桜桟橋は固定岸壁で、高さも低く動力船の達着にはあまり適さない構造でしたから、お花見船などではこちらの方が使い勝手がよいでしょう。
撮影地点のMapion地図

(31年4月13日撮影)

(『大岡川と残桜…3』につづく)

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タグ : 大岡川