5年ぶりに横浜へ…2
(『5年ぶりに横浜へ…1』のつづき)
●横浜への道々でのスナップ、つづき。京浜運河に入って最初にくぐるのが、新幹線・大井車輌基地に至る線を渡す、2径間の上路式トラス。
手前に並行する貨物線は廃線なので、架線も外されていますが、径間長と構造の天地寸法が大きいこともあって、実に堂々たるもの。京浜運河の門的な存在といってもよろしいでしょう。

●京浜運河を出て右へ折れ、平和島運河の干潟水路を昭和島南岸に沿って西航していたら、正面、モノレールの線路と家並の向こうに、富士山がぽっかりと頭を出しているのを発見。
今まで気づいていなかっただけと思われますが、ここで富士山を目にするのは初めてです。嬉しくなったものの、富士山が見えるときは、北西風が強くなる兆候でもあります。もっとも靄がかかりくっきりではないこと、予報では昼ごろより南風が入るとのことでしたから、見えたのは午前中、ほんの短時間のことだったと思われます。

●海老取川に独り残った、ポンジュースの看板についてはたびたび触れましたが、こちらは南端近くで朽ちつつある、すでに使われなくなって久しい看板のフレーム。青空をバックにした赤錆びた鋼材が、寂寥感を誘いますよね。
廃フレームはこの左手にもあと1基あり、かつて空港へ向けてひしめいていた、たくさんの看板たちを思い起こさせるよすがとなっています。
●海老取川澪筋を出て左へ舵を切り、多摩川河口へ船首を転じれば、見えてくるのは川崎~羽田間の建設中の橋の足場。
以前も触れたように、澪筋はこの左に伸びています。砂洲の境界を示す澪標がほとんど失われた今、ここに橋脚ができればよい目標になりますから、航行する者にとっては、新橋さまさまといったところです。

●警戒船に挨拶しながら、足場のかたわらを微速で歩かせつつ眺めると‥‥おお、橋脚が立ち上がりつつある! 昨年12月9日の「川崎の運河群へ向かう…2」の写真と、くらべてみてください。
【撮影地点のMapion地図】
(31年4月13日撮影)
(『5年ぶりに横浜へ…3』につづく)

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手前に並行する貨物線は廃線なので、架線も外されていますが、径間長と構造の天地寸法が大きいこともあって、実に堂々たるもの。京浜運河の門的な存在といってもよろしいでしょう。

●京浜運河を出て右へ折れ、平和島運河の干潟水路を昭和島南岸に沿って西航していたら、正面、モノレールの線路と家並の向こうに、富士山がぽっかりと頭を出しているのを発見。
今まで気づいていなかっただけと思われますが、ここで富士山を目にするのは初めてです。嬉しくなったものの、富士山が見えるときは、北西風が強くなる兆候でもあります。もっとも靄がかかりくっきりではないこと、予報では昼ごろより南風が入るとのことでしたから、見えたのは午前中、ほんの短時間のことだったと思われます。

●海老取川に独り残った、ポンジュースの看板についてはたびたび触れましたが、こちらは南端近くで朽ちつつある、すでに使われなくなって久しい看板のフレーム。青空をバックにした赤錆びた鋼材が、寂寥感を誘いますよね。
廃フレームはこの左手にもあと1基あり、かつて空港へ向けてひしめいていた、たくさんの看板たちを思い起こさせるよすがとなっています。

以前も触れたように、澪筋はこの左に伸びています。砂洲の境界を示す澪標がほとんど失われた今、ここに橋脚ができればよい目標になりますから、航行する者にとっては、新橋さまさまといったところです。

●警戒船に挨拶しながら、足場のかたわらを微速で歩かせつつ眺めると‥‥おお、橋脚が立ち上がりつつある! 昨年12月9日の「川崎の運河群へ向かう…2」の写真と、くらべてみてください。
【撮影地点のMapion地図】
(31年4月13日撮影)
(『5年ぶりに横浜へ…3』につづく)

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