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12月30日の巡視艇

(『12月30日のフネブネ…2』のつづき)

229089.jpg辰巳埠頭は墨田川造船の浮きドック周り、複数の保安庁船艇がもやっていることもあって、テンション急上昇。奥の1隻は、巡視艇ではないですね。民間の艇でしょうか。

この他、東雲北運河の墨田川造船前でも、艤装中の巡視艇を拝見できたので、特に一項を設けてまとめてみました。
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行き足を十分落としてから、内側にもやう小型の艇を見たくて、舵を切り正面に出てみました。ハルナンバーはPC45、船名は「すがなみ」、10月30日に造船所前で、艤装中の姿を拝見した艇です。まだ船橋を塗装している最中のようですね。

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外見は竣工していると思しきこちらはかがゆき型の「はまゆき」。7月22日にここで出会った「いせゆき」の姉妹艇です。真新しい白の船体色に、陽光が反射してまあまばゆいこと。おろし立てっていいなあ。

さて、お次に控える民間艇らしいフネ、見るからに怪しいオーラ(ごめんなさい)を発散していて、かえって印象深いものがあったんですよ。

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う~ん、これは‥‥。第一印象が「プラモを切り継ぎ工作したようなフネ」! 甲板室はさておき、上に載った船橋が取って付けたようで、違和感がありまくりです。しかも船橋や船首のラインが巡視艇ぽくて、いかにも他のプラモから取ってきた余剰パーツを、無造作に合成してでっちあげた(本当にごめんなさい)ように映ったのでした。

船首に書かれた船名に目をやると、読めない文字の下にアルファベットで「KISPANADI (3)」‥‥キスパナディ、と読むのでしょうか。船名にカッコ付きというのも珍しいですね。官船の匂いは薄いですが、以前見たスリランカ向け巡視艇の伝で、ODA艇かな?

検索の仕方が悪いのかよい情報が得られず、首をひねっていたところ、おじゃこいな@Ojyacoina氏、たけつみ@IikaJzuchiN氏のご教示(スレッドはこちらこちら)で、ミャンマーへの無償資金協力によって建造された、旅客船3隻のうちの3番船であることが判明。ありがとうございました!

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外観から船名まで、違和感だらけ(すみませんすみません)の「キスパナディ(3)」をうろん気な目で眺めながら、ゆっくりと東側へ。あっ、浮きドックの中にも入渠艇がいますね。

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むう、船名がわからない‥‥。目を凝らせば文字のわずかな厚みで、トランサムにうっすら浮き上がっているのはわかるのですが、残念がら判読できず。下端に並んだジンク(防蝕亜鉛)が印象的です。

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さて、お昼も過ぎたので、東雲北運河は墨田川造船の左隣という好立地(自分にとってね)にあるなじみのハンバーガー店、スキッパーズに電話で注文。30分後に出来上がるとのことで、汐見運河経由でゆっくり向かうことに。

着いてみると、艤装中の巡視艇がもう一隻という嬉しい展開。昼食を受け取る前に、堪能してまいりましょう。

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PC127「うみぎり」、上部構造物を組立中の状態。もろに逆光で暗くなったものの、さざ波に反射する陽光がキラキラと帯をなして、ちょっと幻想的な光景でした。

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ぐっと迫って左舷後方から。トランサムに見える堅牢そうな推進器ガード、汚れの一切見えない、まっさらな舷側や水線下と、まさにおろし立ての清々しさ。

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ピカピカの生地の質感が美しい、船橋部分をアップで。いつもながら、進水間もない船を目にするにつけ、匂い立つような新造船独特の空気感にうっとりします。

弁才船が活躍していた昔、新妻を指して「ご新造さん」と呼んだのは、木製の新造船から立ちのぼる、切り出したばかりの木材の香気に、若い女性のそれをなぞらえたものと聞いたことがありますが、船質が鋼やアルミの時代になっても、その雰囲気は残っているように思えたものでした。
撮影地点のMapion地図

(30年12月30日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 東雲北運河 巡視艇 墨田川造船