江戸川散歩…1

(『江戸川閘門スナップ』のつづき)

7039.jpg江戸川本流に入り、行徳可動堰前で投錨して、お昼にしました。エンジンを止めると、鳥のさえずる声と、おだやかな風の音のみ、眠くなるような昼下がりです。

堰柱がまるで艦橋のようにいかつい、「川の巡洋艦戦隊」行徳可動堰も、浮雲が流れる青空の下で、昼寝を楽しんでいる風情でした。

7040.jpg用足しの約束まで、まだだいぶ時間があるので、江戸川を少し遡上して、軽くお散歩してみることにしました。写真は京葉道路、江戸川大橋。

写真右手に、この橋をはさんで上流側が市川マリーナ、下流側に東京パワーボートセンターと、二つのプレジャーボート基地があるため、江戸川閘門は都内の三閘門のうち、もっとも運転頻度の高い閘門となっているのです。
撮影地点のMapion地図

7041.jpg江戸川大橋上流の風景。本流を遡上するのは、本当に久しぶりだったのですが、清々しい川景色と、水面の柔らかさは相変わらずで、何か故郷へ帰ってきたような安堵感がありました。

とは言え、優しげな川景色とはうらはらに、上れば上るほど浅瀬や砂洲が多くなり、航路としては荒廃した状態になっていることは、過去に何度かお話したとおり。(初期の江戸川航行については、『水路をゆく 過去ログ』参照)
関宿を越えて、あるいは利根運河を介して利根川に接続し、栗橋や遠く銚子まで至った、かつての大水運時代の面影はもはやなく、一面、巨大な「航路の廃墟」とも言えるのが、現在の江戸川なのです。

7042.jpg東岸は市川市大洲、北越製紙の工場が見えるあたりに、灯浮標で水面を四角く囲ったところがあるのを発見。

はて、以前はこのあたりに浅瀬はなかったはずですが…。新しく洲ができかけているのか、それとも、沈船でもあるのかしら?
ともあれ、ブイで囲うということは、何かがあるということ。充分避けて通りました。

7043.jpg河道がゆるく右へ屈曲する内側、青いビットを多数並べた、東屋の見える船着場は、市川リバーステーション。規模からして、水上バスタイプの大型船も接岸できそうな、固定岸壁です。

江戸川下流部西岸、東京側には、閘門から柴又までの短い区間に5ヵ所と、船着場が多いのですが、千葉県側はぐっと少なく、この市川と、松戸の2ヶ所です。
撮影地点のMapion地図

(21年6月7日撮影)

(『江戸川散歩…2』につづく)

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タグ : 江戸川 行徳可動堰 市川船着場

コメント

北越製紙

外輪太郎様
はじめまして。
このブログはとてもすばらしいですね。
普段、江戸川近辺を航行していますが、私の知らない情報がいっぱいで、感動しております。

さて北越製紙近くの灯浮標ですが、これはかなり以前から設置されています。
多分ですが北越製紙の取水口か何かが設置されているようです。
非常に浅くなっており、この上を航行すると確実にドライブ全損となります。
毎年のようにここでドライブを壊す船がいますので・・
なお、この灯浮標より東側の市川側は非常に浅くなっています。
推測ですが、灯浮標よりパイプが北越製紙側に伸びており、砂が堆積しやすくなって
いるものと思われます。
下流の水門が閉鎖されていて水位が高い場合は問題ありませんが、水位が低い場合は
乗り上げる率が高くなります。
川底は砂というよりヘドロになっているので、いきなり急ブレーキがかかったように
停まりますので心臓に悪いです。
なお、灯浮標はチェーンで固定されていますが、水位が低い場合や風が強い場合、流れが
速い場合などは灯浮標が流され実際の位置とずれている場合もあります。
ですから、灯浮標の周囲10メートルくらいは近づかないのが間違いありません。
また灯浮標の位置には以前の灯浮標を設置していたと思われる大きな錘も沈んでいる
ようです。とくに水位が低い時は絶対に近づかないのが無難です。

他にも江戸川に関しては浅い場所や危険な場所があります。
閘門を通過したのちは京葉道路を通過するまでは左側を航行してください。
閘門を通過してそのまま東京パワーボートセンターや行徳可動堰方面に転回するのは
危険です。閘門より京葉道路の橋脚に向かって杭のようなものがずっと入っており、
水位が浅い場合はドライブを損傷してしまいます。
東京パワーボートセンターや行徳可動堰へ向かう場合は一旦京葉道路をくぐってから
向かうようにしてください。

北越製紙を通過するとしばらくすると市川橋をくぐります。この橋の下も非常に浅いです。
水門が開放されていて大潮の干潮時などは立って歩く事もできるくらいですので・・
たまには浚渫でもしてほしいものです・・

Re: 北越製紙

>のびたさん
詳しいご指摘、ありがとうございました。しばらくぶりに上がってみたら、いろいろと勝手が違うところが見て取れ、とまどいながらも楽しみました。やはり川は生き物ですね。
取水口が河底中央にあるとは、初耳ですね、記事の写真にも、バックに取水口の樋門が写っていますが、その他に新しい施設ができたということでしょうか。
澪筋についてですが、ご指摘の水域では、特に浅い感(魚探の)を拾ったことはないように思えるのですが…。これは艇種や喫水によって違いますので、私の木っ端ブネでは平気でも、きっとのびたさんの艇では要注意の場所、ということなのでしょうね。

江戸川の川底の地形図

外輪太郎様
江戸川河川事務所のHPには実は江戸川の川底の詳細な地形図が
掲載されていますので参考までに・・
http://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/use/ship/sui4.html
実は私の船は外輪太郎様の船とほぼ同じ21Fの船になります。
6年ほど前にドライブ全損をこの水域でやりまして・・(泣)
江戸川は行徳の水門が閉じていれば高水位が維持され問題ない
のですが、水門が開放されていて潮の干満の影響を受けるときが
一番危険です。特に大潮の干潮時は1メートル以上水位が下がり
ますから。閘門の通過は水門開放時が楽なんですけどね。
荒川なんかも川底の地形図が出されていますが、そのようなものが
他の河川でもどんどん出てくれると嬉しいです。

Re: 江戸川の川底の地形図

ありがとうございました。
>閘門の通過は水門開放時が楽
私は少なくとも、楽しみを奪われます(笑)。
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