川崎の枝運河めぐり…5
(『川崎の枝運河めぐり…4』のつづき)
●新大扇橋をくぐって、浅野運河に入りました。北岸に目をやれば、サイロにダクトにコンベアと、鉄の匂いでむせ返らんばかりのプラント風景。
見たところずいぶん年季が入っていますが、「沿革」(株式会社デイ・シイ)によると、旧浅野セメント川崎工場として、大正6年に創業したのだそう。京浜工業地帯の中でも、草分け的存在といってよさそうですね。どこか風格を感じさせるのもむべなるかな。

●で、新大扇橋が稼働状態であるからには、船の出入りがあって然るべきなのですが、先ほどから視界に入っていたのは、背の低い独航艀タイプの2隻。う~ん、これで跳開する必要はあるのかな? 潮時を選べば閉じたままでも、クリアランス的に十分いけそうな気もしますが、どうでしょうか。
近づいてみたら、手前の一隻、芝浦海運の「ちち丸一号」じゃないですか! ここに製品を受け取りに来ていたのですね。都内の運河でも何度か出会い、その船名が強烈過ぎて忘れられなかった一隻。船頭の脳内では、声に出して読みたい船名ぶっちぎりの一位です!
●とまあ、ナニを興奮しているのかお恥ずかしい限りですが、22年11月に最初に出会ったときは、船体色がグリーンでしたよね。今年の9月にも見かけていて、その時点ではすでにグレーでした。
それにしても、プラント同様ずいぶん貫録が出たというか、少々痛々しいような‥‥。寄る年波もありましょうが、可愛がってやっていただきたいものです。

●その後ろにもやうもう一隻は「新芝浦丸」。この船も3年前、「いずも」来航の際に会ったことがあります。顔見知りのフネブネに2隻も、初探訪の運河で出会えたなんて。曇天を押して出かけてみるものだと、嬉しくなりました。

●浅野運河をさらに奥へ。この向こうにも魅力的な物件があることは、Googleマップで確認済みでした。しかし、同時に不安要素も発見されてしまったのです。
毎度のことながら、航路の事前調査がインターネッツで手軽にできるなんて、よい時代になったものじゃと感涙にむせぶ(うそ)おっさんでしたが、実際に行ってみるまで、本当のところはわかりません。あきらめずに、そろそろと前進してみましょう。
【撮影地点のMapion地図】
(30年12月9日撮影)
(『川崎の枝運河めぐり…6』につづく)

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見たところずいぶん年季が入っていますが、「沿革」(株式会社デイ・シイ)によると、旧浅野セメント川崎工場として、大正6年に創業したのだそう。京浜工業地帯の中でも、草分け的存在といってよさそうですね。どこか風格を感じさせるのもむべなるかな。

●で、新大扇橋が稼働状態であるからには、船の出入りがあって然るべきなのですが、先ほどから視界に入っていたのは、背の低い独航艀タイプの2隻。う~ん、これで跳開する必要はあるのかな? 潮時を選べば閉じたままでも、クリアランス的に十分いけそうな気もしますが、どうでしょうか。
近づいてみたら、手前の一隻、芝浦海運の「ちち丸一号」じゃないですか! ここに製品を受け取りに来ていたのですね。都内の運河でも何度か出会い、その船名が強烈過ぎて忘れられなかった一隻。船頭の脳内では、声に出して読みたい船名ぶっちぎりの一位です!

それにしても、プラント同様ずいぶん貫録が出たというか、少々痛々しいような‥‥。寄る年波もありましょうが、可愛がってやっていただきたいものです。

●その後ろにもやうもう一隻は「新芝浦丸」。この船も3年前、「いずも」来航の際に会ったことがあります。顔見知りのフネブネに2隻も、初探訪の運河で出会えたなんて。曇天を押して出かけてみるものだと、嬉しくなりました。

●浅野運河をさらに奥へ。この向こうにも魅力的な物件があることは、Googleマップで確認済みでした。しかし、同時に不安要素も発見されてしまったのです。
毎度のことながら、航路の事前調査がインターネッツで手軽にできるなんて、よい時代になったものじゃと感涙にむせぶ(うそ)おっさんでしたが、実際に行ってみるまで、本当のところはわかりません。あきらめずに、そろそろと前進してみましょう。
【撮影地点のMapion地図】
(30年12月9日撮影)
(『川崎の枝運河めぐり…6』につづく)

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