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木曽川・飛騨川舟筏路めぐり…5

(『木曽川・飛騨川舟筏路めぐり…4』のつづき)

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木曽川右岸を約15㎞遡り、今回のお話の発端となった今渡ダムに到着。昭和14年竣工、遠く山々の稜線を背に、20径間の黒いゲートが並んださまは壮観の一語です。

手前2径間から放水される水音を聞きながら、下流側に長く突き出た舟筏路のスロープを、ようやく訪ねられた思いもあってしみじみ見下ろしました。思っていたよりずっと勾配が急な印象で、もし自分が艇とともに上架されたら、足がすくんでしまうだろうな、と想像。

ダムの愛好者はよくお分かりかと思いますが、市街地に囲まれた発電施設だけに警戒は厳重で、およそ眺望の得られるところには、高い柵がめぐらされています。Googleストリートビューでの事前偵察でも、近くで狙える地点はほとんどないように思えました。

そんなわけで、ダムの周りをずいぶんウロウロさせられたため、今回の写真は時系列ではありません。本来の順番は‥‥美濃川合発電所近く下流側→同じく上流側→新太田橋・南詰近く→今渡発電所近く下流側(上の写真)→同じく上流側(全く撮れず)‥‥であります。

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1枚目の写真と同じ地点から、舟筏路のスロープを思い切りズームでたぐって。レールは継手にフィッシュプレートが見えることから、鉄道と同様の断面を持った軌条であることがうかがえます。

外側にはそれぞれ、台車を牽引してきたワイヤーを案内する滑車の列も見えますね。向こうのは白く塗料が残り、手前のものはむらなく錆びていますが、これは放水している径間が手前に多いことを示しているのでしょう。

224023.jpgレールが水面に潜るあたりから、突堤状の構造が長く伸びています。向こう側にも同様のものがあるのですが、水量が多いせいで水没していました。

通航船艇が待機するような、小岸壁の機能があるのかなと想像していたのですが、アイやビットなど繋船設備が一切見られなかったので、単にゲートの放流から舟筏路を守るための、導流堤の一種とみてよいようです。

224024.jpg新太田橋の上流側歩道から。だいぶ距離がありますが、舟筏路を真正面から狙えるのはここくらいです。

ダムは河道中心に対して、わずかに南寄りの角度がついていたため、南詰近くからカメラを構えました。豪雨が続いた影響もあってか、2径間から盛んに放水しているのが見えました。


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舟筏路が正面に来るところを捜し、さて、と狙いをつけていると、ゴォッと音がして、太多線の列車が通過。ダムの堰柱を透かして、2輌編成の気動車が渡るシーンをものにできました。
撮影地点のMapion地図

(30年9月2日撮影)

(『木曽川・飛騨川舟筏路めぐり…6』につづく)

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タグ : 今渡ダム 木曽川 舟筏路