7月22日の多摩川水門めぐり…9
(『7月22日の多摩川水門めぐり…8』のつづき)
●ふたたび葦原の水路を通って、本流へ。「5月4日の六郷水門」に掲げた、5年前のほぼ同位置からの写真とくらべると、葦の背が高くなったせいで、ずいぶんと雰囲気が違いますね。
ある程度見通しがきくのと、周りがほとんど見えないのとでは、探索気分の盛り上がり方にも大いに差が出てきます。仮に舵を誤って突っ込んだとしても、ふんわりと受け止めてくれそうな優しさすら感じられます。

●さて、初訪問の新日本製鐵水門‥‥もう水門としては役目を終えているので、本来は「旧」を冠すべきところですが、あえてこのままいかせていただきます。
スロットルをしぼり、魚探の感をチラチラ見ながら及び腰の初接近。すでに触れたようにこのすぐ上流、南岸(神奈川県側)は全体に浅いので、水門をほぼ正横に見るまでやや北岸寄りを進み、90度変針してそろりそろりと近づいたところ、うまくゆきました。
引退してだいぶ経つとはいえ、元来業務船が出入りしていた水門とあれば、かつて維持していた澪筋は残っているだろうと推測したのです。

●逆光で黒くつぶれていま一つですが、こうして間近に拝むことができるのは嬉しいもの。左手、下流側の高水敷は柵を備えた垂直護岸になっていて、古タイヤのフェンダーが下げられ、接岸できるようになっていました。
●これは上流側も同様ですが、写真のとおり草ぼうぼうで、もやって乗り降りするのは難しそうです。ここまで手入れに差があるのは、何か理由がありそうですね。
ともあれ、水門前は幅員が十分に取られており、繋留も複数隻できるようになっていたので、現役時も出入りするフネブネの待機場所として、活用されたに違いないでしょう。

●フェンスの前、ギリギリまでつけて仰ぐ水門。遠くからズームでたぐって撮った姿とは、いうまでもなく違って、扉体を失ってなおこの迫力。来てよかったです!
やはり、ポンドにもやう水上バス風の船が気になります。この先に入れないのが残念ですが、あの船から観察とまいりましょう。
【撮影地点のMapion地図】
(30年7月22日撮影)
(『7月22日の多摩川水門めぐり…10』につづく)

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ある程度見通しがきくのと、周りがほとんど見えないのとでは、探索気分の盛り上がり方にも大いに差が出てきます。仮に舵を誤って突っ込んだとしても、ふんわりと受け止めてくれそうな優しさすら感じられます。

●さて、初訪問の新日本製鐵水門‥‥もう水門としては役目を終えているので、本来は「旧」を冠すべきところですが、あえてこのままいかせていただきます。
スロットルをしぼり、魚探の感をチラチラ見ながら及び腰の初接近。すでに触れたようにこのすぐ上流、南岸(神奈川県側)は全体に浅いので、水門をほぼ正横に見るまでやや北岸寄りを進み、90度変針してそろりそろりと近づいたところ、うまくゆきました。
引退してだいぶ経つとはいえ、元来業務船が出入りしていた水門とあれば、かつて維持していた澪筋は残っているだろうと推測したのです。

●逆光で黒くつぶれていま一つですが、こうして間近に拝むことができるのは嬉しいもの。左手、下流側の高水敷は柵を備えた垂直護岸になっていて、古タイヤのフェンダーが下げられ、接岸できるようになっていました。

ともあれ、水門前は幅員が十分に取られており、繋留も複数隻できるようになっていたので、現役時も出入りするフネブネの待機場所として、活用されたに違いないでしょう。

●フェンスの前、ギリギリまでつけて仰ぐ水門。遠くからズームでたぐって撮った姿とは、いうまでもなく違って、扉体を失ってなおこの迫力。来てよかったです!
やはり、ポンドにもやう水上バス風の船が気になります。この先に入れないのが残念ですが、あの船から観察とまいりましょう。
【撮影地点のMapion地図】
(30年7月22日撮影)
(『7月22日の多摩川水門めぐり…10』につづく)

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