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7月22日の多摩川水門めぐり…7

(『7月22日の多摩川水門めぐり…6』のつづき)

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221067.jpg六郷水門に至る澪筋は真っ直ぐではなく、下流側に少し曲がりくねった形です。少々緊張させられますが、ムード満点で探検気分を盛り上げてくれる水路ではありますね。

写真のように紅白の竿を刺した澪標をたどり、こんもり繁った葦原の間に突入。このすぐ上流側にも葦原の切れ目があるので、間違えないようご注意。

右の写真は、二本目の澪標を過ぎたあたりの水深の感です。この日、7月22日10:00の推算潮位が1.09m。大潮の干潮時なら、0.4m前後になってしまうような浅さで、やはり多摩川下流の探索は、日中潮位の高い日なればこそ、を実感します。地元艇のご苦労がしのばれますね。

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澪筋に入ると、両側は葦の密生した緑の壁が迫り、とたんに視界がきかなくなるほど。微風とともに渡ってくる草いきれ、サラサラと音を立てる葦原の風情‥‥。東京の可航水路の中でも、一二を争うのどかさを感じさせる川景色です。

しかし、5年前の5月に訪ねたときは、葦の背がもっと低く、密度もこれほどではなかったような。増水で流されたとか、ときどき手入れしているとか、季節の関係もあるのかしら。

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六郷水門、お久しぶりのご対面です。変わらぬ端正なたたずまいですが、5年前とくらべると、手前左右にもやっていた繋留艇が姿を消し、水門自体もコンクリート部分に補修の跡か、まだらに白いところが見られるという変化が。

221070.jpg補修はもちろん結構なことですが、せっかく原型に近い姿を保ってきたのですから、も少し気遣いが欲しいところではあります。

ロ×9に郷で「ロクゴウ」の紋章も健在。過去ログ「六郷水門…1」でも触れたとおり、旧六郷町の町紋を掲げたもので、六郷町なき今は六郷水門の紋章みたいになっていますが、この手のエンブレムを、しかも目立つ位置に掲げた水門って、他にもあるのでしょうか。
撮影地点のMapion地図

(30年7月22日撮影)

(『7月22日の多摩川水門めぐり…8』につづく)

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タグ : 六郷水門多摩川