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7月22日の多摩川水門めぐり…1

(『7月22日の海老取川』のつづき)

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上流側、首都高横羽線高速大師橋、その向こうに斜張橋、産業道路の大師橋を望んで。高速大師橋は、これから5年かけて改架工事(参照:『高速1号線 高速大師橋更新』)をするそうですが、鋼管矢板で囲まれた橋脚は、その準備でしょうか。

このあたり南側は浅く、中洲もあるので、張り出した桟橋群や船溜を横目で見ながら、北岸に沿ってゆるゆる遡上します。

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高速大師橋と大師橋がつくる、南北に細長い三角形の底辺に位置するのが、羽田第二水門。ありゃりゃ、しばらく見ないうちにずいぶん扉体や巻上機室が色褪せてしまって、ガクッと老け込んだ感じになりましたね。

堰柱に補強らしき跡が見えるのは、第一水門と同様ですから、放置されているわけではなさそうですが‥‥。この差は何なのでしょうか。

221038.jpg大師橋の下り線をくぐりながら、斜張橋のシンボルたる主塔を見上げて。いつもながら、天地のあるものを撮ると、ズームの歪みがひどくて恐縮です。

しかし、くぐるたびにこの主塔周りの、魅力的な造作には感心させられます。ちょうど、水面下からぬっと出てきた腕が、わっしと桁をつかんだような形もさることながら、歩道が半円形に迂回するあたりも、すごく惹かれるんですよ。

あの歩道を歩いて、主塔の立ち上がりをのぞき込んでみたい、誰しもそんな、ワクワクする気分になるのではないでしょうか。ここから眺める川面も素敵でしょうね。一度歩いてみたいものです。
撮影地点のMapion地図

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大師橋をくぐると、やはり南岸が気になってしまうなあ‥‥。以前も紹介しましたが、新日本製鐵水門‥‥跡ですね。すでに役目を終え、扉体を撤去された水門遺構です。

写真はズームでたぐったもので、近づいたわけではありません。あっ、中のポンドに船がいる。後のお楽しみということで、帰りに寄ってみるとしましょう。

221040.jpg新日本製鐵水門の少し上流、南岸近くに写真のような倒木がいくつか。増水時に根こそぎ流されてきたのでしょうか、いかにも剣呑な雰囲気で、しかも見るからに浅そう。

そう、浅瀬に怖気づいて尻込みし、今に至るまで新日本製鐵水門への接近が成されていなかったのでした。今日こそ勇気を奮って近づいてみるぞ! (でも帰路に後回しするヘタレ)

(30年7月22日撮影)

(『7月22日の多摩川水門めぐり…2』につづく)

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タグ : 多摩川羽田第二水門新日本製鐵水門