木曽三川公園展望タワーにて
(『船頭平閘門を訪ねて…13』のつづき)
●船頭平閘門を離れた後は、国営木曽三川公園に向かいました。長良川と揖斐川が背割堤を介して接する突端にあり、その名のとおり木曽三川改修ゆかりの展示や施設を揃えたところです。
食事を済ませて、船からも見えた水と緑の館・展望タワーに登ってみることに。高さ65m、食事中は雨が降るほどだった天気も、登る直前にいいタイミングで好転したので、雄大な川景色を存分に眺められそうですね。
●エレベーターを出て、展望室に一歩踏み出すと‥‥おお! 叢雲がかぶさっていながらも、四周眺められる範囲はさんさんと陽光を浴びて、川面も大地も輝いています。
チャンスを恵んでくれたお天気に、感謝したくなりました。何しろつい先ほどは結構な雨が降り、別れた「葛木丸」の皆さんはさぞつらいだろうと、心配していたほどだったのですから。

●鼻息も荒く窓に駆け寄って、まず眺めたのは「葛木丸」で走ったコースのあたり。右手から画面奥へ伸びる鮮やかな緑の堤防は、宝暦治水で苦難の末成った油島の締切堤、千本松原。
中央、長良川の川面には、先ほどかたわらを通った河中鉄塔も見えます。まさに三川をほしいままにできる立ち位置がありがたく、しばらく息を呑んで立ち尽くしたのでありました。

●東側の眺望。奥が先ほどくぐってきた木曽川の立田大橋、手前のローゼが長良川大橋。画面中央奥には、遠く名古屋市中心部のビル街も望め、三川がはぐくんだ濃尾平野の広大さを感じさせる眺めです。
いやしかし、舟行きした場所を陸路見に行くだけでも楽しいのに、文字どおり鳥瞰、鳥の視点を得て見下ろす面白さたるや! それが名にし負う、木曽三川が接する油島の地なのですから、興味をそそられようというものです。

●そして西側、油島大橋と揖斐川。その向こうには養老山地が峰に雲をからめて黒々と横たわり、迫力のある光景。手前には揖斐川と合流する大江川があって、ぼつぼつと船影が見られるのも目を引かれます。
400年余りに渡る辛苦を重ねた治水、その結果としての美しく雄大な川景色を、一望のもとにできる展望タワー! 建立した人たちの気持ちが伝わってくるような、重く、それでいて興味の尽きない眺めでありました。
【撮影地点のMapion地図】
(29年11月19日撮影)
(『魅惑と謎の相楽発電所閘門!』につづく)

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食事を済ませて、船からも見えた水と緑の館・展望タワーに登ってみることに。高さ65m、食事中は雨が降るほどだった天気も、登る直前にいいタイミングで好転したので、雄大な川景色を存分に眺められそうですね。

チャンスを恵んでくれたお天気に、感謝したくなりました。何しろつい先ほどは結構な雨が降り、別れた「葛木丸」の皆さんはさぞつらいだろうと、心配していたほどだったのですから。

●鼻息も荒く窓に駆け寄って、まず眺めたのは「葛木丸」で走ったコースのあたり。右手から画面奥へ伸びる鮮やかな緑の堤防は、宝暦治水で苦難の末成った油島の締切堤、千本松原。
中央、長良川の川面には、先ほどかたわらを通った河中鉄塔も見えます。まさに三川をほしいままにできる立ち位置がありがたく、しばらく息を呑んで立ち尽くしたのでありました。

●東側の眺望。奥が先ほどくぐってきた木曽川の立田大橋、手前のローゼが長良川大橋。画面中央奥には、遠く名古屋市中心部のビル街も望め、三川がはぐくんだ濃尾平野の広大さを感じさせる眺めです。
いやしかし、舟行きした場所を陸路見に行くだけでも楽しいのに、文字どおり鳥瞰、鳥の視点を得て見下ろす面白さたるや! それが名にし負う、木曽三川が接する油島の地なのですから、興味をそそられようというものです。

●そして西側、油島大橋と揖斐川。その向こうには養老山地が峰に雲をからめて黒々と横たわり、迫力のある光景。手前には揖斐川と合流する大江川があって、ぼつぼつと船影が見られるのも目を引かれます。
400年余りに渡る辛苦を重ねた治水、その結果としての美しく雄大な川景色を、一望のもとにできる展望タワー! 建立した人たちの気持ちが伝わってくるような、重く、それでいて興味の尽きない眺めでありました。
【撮影地点のMapion地図】
(29年11月19日撮影)
(『魅惑と謎の相楽発電所閘門!』につづく)

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タグ : 国営木曽三川公園