10月9日の旧岩淵水門…1
(『新芝川河口部の水門たち』のつづき)
●新芝川を出て、対岸にある旧岩淵水門を訪ねてみました。引退後も現地保存されているこの水門、周囲は公園で釣り人さんが多いせいもあり、どうも近寄り難いものがあって、今までつぶさに愛でられずに来てしまいました。
この日も写真左手の旧堤防(現在は切断されて島状の公園地)を中心に、法面から水面に向けて多くの竿が突きだされ、ちょっとした引き波もはばかられる雰囲気です。う~ん‥‥。
●勇気を出して、そろりそろりと近づいてみましたが、もろもろの視線が痛くこれが精一杯。あとはズームでたぐってガマンしましょう。
通船水門をたぐってはみたものの、やはり逆光が災いし、扉体スキンプレートのディテールはいま一つとらえられませんでした。格子状の継手に特徴があって、今の水門にない味があるのですが、致し方なし。

●左側、制水門(正式名称は知りませんが、そう呼んで差し支えないと思います)のアップも。動力、巻上機ともに更新・改造されているので、竣工時そのままというわけではありませんが、高欄のデザインなどに当時の面影がしのべます。
「旧岩淵水門の絵葉書」と見くらべてもわかるとおり、竣工後の地盤沈下は著しく、それも不等沈下とあって痛々しいかぎり。この写真でも、わずか1径間なのに傾いているのがわかり、新水門へ移行が待たれていたのが実感できます。

●逆光と釣り人さんの目線に閉口(失礼)して、旧堤防の中之島を回り、旧水門の下流側へ。おお、白くつぶれていた空は青く、扉体はもとより両岸の緑も鮮やか、光の塩梅は大事ですのう。

●管理橋上も人影は少ないし、両岸から釣竿は出ていないし、こちら側ならもう少し肉薄できそう。通船水門の径間桁下、風が通って環境がいいせいか、蔦がここだけ繁って独特の雰囲気。もそっと左に寄せてみますか。
【撮影地点のMapion地図】
(29年10月9日撮影)
(『10月9日の旧岩淵水門…2』につづく)

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この日も写真左手の旧堤防(現在は切断されて島状の公園地)を中心に、法面から水面に向けて多くの竿が突きだされ、ちょっとした引き波もはばかられる雰囲気です。う~ん‥‥。

通船水門をたぐってはみたものの、やはり逆光が災いし、扉体スキンプレートのディテールはいま一つとらえられませんでした。格子状の継手に特徴があって、今の水門にない味があるのですが、致し方なし。

●左側、制水門(正式名称は知りませんが、そう呼んで差し支えないと思います)のアップも。動力、巻上機ともに更新・改造されているので、竣工時そのままというわけではありませんが、高欄のデザインなどに当時の面影がしのべます。
「旧岩淵水門の絵葉書」と見くらべてもわかるとおり、竣工後の地盤沈下は著しく、それも不等沈下とあって痛々しいかぎり。この写真でも、わずか1径間なのに傾いているのがわかり、新水門へ移行が待たれていたのが実感できます。

●逆光と釣り人さんの目線に閉口(失礼)して、旧堤防の中之島を回り、旧水門の下流側へ。おお、白くつぶれていた空は青く、扉体はもとより両岸の緑も鮮やか、光の塩梅は大事ですのう。

●管理橋上も人影は少ないし、両岸から釣竿は出ていないし、こちら側ならもう少し肉薄できそう。通船水門の径間桁下、風が通って環境がいいせいか、蔦がここだけ繁って独特の雰囲気。もそっと左に寄せてみますか。
【撮影地点のMapion地図】
(29年10月9日撮影)
(『10月9日の旧岩淵水門…2』につづく)

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