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10月9日の荒川スナップ

(『荒川河口のフネブネ』のつづき)

212011.jpg以下、荒川を遡上した道々のスナップをいくつか。好天に恵まれ風も穏やか、馴染みの水路であることも手伝って、気持ちのよい川走りでありました。

閘門様におかれましてはご機嫌麗しく。この角度から眺めると、前後扉室の堰柱が、高さに相当の差を持って造られているのが実感できますね。荒川の堤防高と、内部河川の水位低下分を足した寸法が、目で実感できる場所でもあります。

212012.jpg
小松川橋附近で見た高圧鉄塔の基部、直書きされた警告が気になって一枚。この手の注意書きって、当たり前のように思って気にも留めないと、ある日突然なくなってしまったりするので、まめに記録しておくにしくはなし。

高水敷に立っているので、計画高水位の分をコンクリート製にしたと考えてよいのでしょう。陸上ではあまり見られない形態に思えましたが、いかがでしょうか。

212013.jpg木根川橋の「河川情報板」に、珍しく実のある(失礼)メッセージが。「中川水門通航止め/11月1日~3月下旬」‥‥あらら、中川中流部のマリーナに繋留しているオーナーは大変ですね。

中川の屈曲区間を下ってきたら、上平井の合流点で綾瀬川を綾瀬水門まで上るか、下って江戸川競艇場を突っ切るしかなくなってしまうのか‥‥。

通航艇が増えたら、競艇場の上下流で警備についている、警戒艇が忙しくなりそうではあります。東京湾に出るだけなら、新中川と旧江戸川を南下するコースもありますが、ほぼ全部が徐航区間なので、せっかちなオーナーさんにはツライかもしれません。

212014.jpg
日暮里・舎人ライナー、荒川橋梁に迫って一枚。仰げば流れるような曲線を描く上すぼまりの橋脚、桁下高があることも手伝って、どこか爽快感のある眺め。荒川可航部随一の美人橋梁といっても、いい過ぎでないでしょう。

212015.jpg
芝川水門の前まで遡上してきました。お久しぶりの芝川水門、中途半端に補修されて、しかも左の扉体のみ汚れており、何やらまだらに見えますね。右の堰柱から「使用前・使用中・使用後」みたいな感じ(笑)。

扉体に貼られた「調整中」のステッカー、もはや「そろそろ外したらどうかなあ」という気持ちも失せて、ディテールの一部と化しています。それとも、外せない事情が何かあるのでしょうか。
撮影地点のMapion地図

(29年10月9日撮影)

(『新芝川河口部の水門たち』につづく)

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タグ : 荒川荒川ロックゲート閘門芝川水門