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庄川峡の船旅…7

(『庄川峡の船旅…6』のつづき)

211136.jpg庄川橋梁から2度の屈曲を過ぎたあたりで、川幅がぐっと狭まってきました。水際の様子も少し変化してきて、谷の出口にささやかな扇状地ができていたり、崩壊した土砂が溜まって渚を作っていたりと、今までとは違った河相に。

そんな水辺を観察していたら、あるものに目線が吸い寄せられました。


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崩壊した大小のゴロタ石が積もって、小さな岬状をなしたような上に、先ほど利賀大橋跡でも見かけた、道路標識のようなものが。

今回のこれは「22」‥‥あれ? さっきのは「8」だったよね? 表裏同じ標識を対にして、上下航どちらからも見られるようにしてあります。てっぺんには再帰反射板らしきものも付けてあって、夜間の視認性も考えられているようです。通航船に向けた、何かの標識には間違いなさそうですね。

211138.jpg
もっとありそうだと目で探していると、間なしに「23」が現われました。う~ん、これは何だろう? 今まで気づいたものだけで判断すると、岬状に突出した地形の先端を選んで、設けられているようですが‥‥。

浅瀬や暗岩など、航路の障害を示すなら、もっと目立つ標識にするはず。何より、番号を振る理由がよくわかりません。首をひねりつつ、引き続き岸を眺めていると‥‥。

211139.jpg24」が出ました。今度はさほど突出した地形でないので、航路障害説も薄くなったような。降りるときにでも、乗り組みさんにきちんと訊いておくべきでした。

急カーブの多い峠道で、「R=××」のようにカーブ毎に番号を振るのは見たことがありますから、その伝でいけば突出のカウントと、里程標を兼ねたようなものかしら。

謎のままでお恥ずかしいかぎりですが、現役河川航路の標識ということで、興味をそそられる存在ではあります。ともあれ、ヨッキれん氏が「双竜湖(小牧ダム)に架かる巨大廃橋(跡) 後編」で述べられていた、速度制限標識でないことだけはわかりました。

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さらに狭まった河道を、直角に近い屈曲で抜けた先、水際を切り開いた平地に、大型の建物が見えてきました。発電所ですね!
撮影地点のMapion地図

(29年9月24日撮影)

(『庄川峡の船旅…8』につづく)

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タグ : 庄川遊覧船庄川