内川遊覧船に乗って…3
(『内川遊覧船に乗って…2』のつづき)
●今までも、ぽつりぽつりと繋留船の姿は見られたものの、中の橋をくぐったところで、急に船影が濃くなりました。プレジャータイプもあるものの、ほとんどは船体を白く塗り上げた漁船型です。
狭水路が船溜として高度利用されているというだけで、胸の高鳴るものが。両岸をテラス化するなど、修景が始まることはすなわち、舟航の衰微を意味することが多い中、ここはまさしく現役、生き生きと躍動している水路なのです。
●居並ぶ漁船を眺めるうち、いくつか気づかされたことがありました。まずおしなべて上部構造の背が低く、押しつぶしたような印象であること。これは橋の桁下高に合わせたためでしょう。船首は一本ミヨシと、上の写真のような二形タイプ(下が一本ミヨシで、上が戸立て造り)があり、どれも木造船のようです。
また、ほとんどの船が長さにくらべて、やたらと幅広に見えたこと。このせいで、押しつぶしたような印象がより強くなったのだと思います。
●むしろ船尾から見た方が、幅の広さを実感できるでしょう。舷側が低いことも手伝って、もうちょっとで台船になりそうな(?)、群を抜いた安定感。少なくとも関東では、あまり見ない船形だと珍しく感じ、しげしげと拝見。
船上に積まれたもろもろから、定置網か生簀の設置をなりわいにしている船でしょうか。木造船ならではの、まろやかなラインも魅力的でした。
●右手に湊橋が見える丁字流にさしかかると、船はぐっと面舵を切って、内川を離れます。湊橋をくぐり、舵を戻したところで眼前に広がったのは、奈呉の浦大橋(下写真)と日本海!
いや、正確には富山湾ですか。ともあれ船で日本海に出るのは、これが初めてなのです。好天に恵まれ、風も水面も穏やかなときに日本海を初体験できるなんて、胸が躍りました。
【撮影地点のMapion地図】
(29年9月23日撮影)
(『内川遊覧船に乗って…4』につづく)
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●今までも、ぽつりぽつりと繋留船の姿は見られたものの、中の橋をくぐったところで、急に船影が濃くなりました。プレジャータイプもあるものの、ほとんどは船体を白く塗り上げた漁船型です。
狭水路が船溜として高度利用されているというだけで、胸の高鳴るものが。両岸をテラス化するなど、修景が始まることはすなわち、舟航の衰微を意味することが多い中、ここはまさしく現役、生き生きと躍動している水路なのです。
●居並ぶ漁船を眺めるうち、いくつか気づかされたことがありました。まずおしなべて上部構造の背が低く、押しつぶしたような印象であること。これは橋の桁下高に合わせたためでしょう。船首は一本ミヨシと、上の写真のような二形タイプ(下が一本ミヨシで、上が戸立て造り)があり、どれも木造船のようです。
また、ほとんどの船が長さにくらべて、やたらと幅広に見えたこと。このせいで、押しつぶしたような印象がより強くなったのだと思います。
●むしろ船尾から見た方が、幅の広さを実感できるでしょう。舷側が低いことも手伝って、もうちょっとで台船になりそうな(?)、群を抜いた安定感。少なくとも関東では、あまり見ない船形だと珍しく感じ、しげしげと拝見。
船上に積まれたもろもろから、定置網か生簀の設置をなりわいにしている船でしょうか。木造船ならではの、まろやかなラインも魅力的でした。
●右手に湊橋が見える丁字流にさしかかると、船はぐっと面舵を切って、内川を離れます。湊橋をくぐり、舵を戻したところで眼前に広がったのは、奈呉の浦大橋(下写真)と日本海!
いや、正確には富山湾ですか。ともあれ船で日本海に出るのは、これが初めてなのです。好天に恵まれ、風も水面も穏やかなときに日本海を初体験できるなんて、胸が躍りました。
【撮影地点のMapion地図】
(29年9月23日撮影)
(『内川遊覧船に乗って…4』につづく)
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