神田川分水路まつり…12

(『神田川分水路まつり…11』のつづき)

6081.jpgおっと、初航行水路恒例の、魚探画面を取り忘れていた…。

現在の水深は、ご覧のとおり4.2m。(ちなみに撮影は12時過ぎ。潮位は潮汐推算グラフ参照。)面白いのは、分水路の中といえど、水深は一定でなく、かなりの凹凸が見られるということです。一旦増水すれば、かなりの流速で流れ下る暴れ川のこと、堆積する土砂も、結構な量になるのでしょうね。

残念だったのは、緊張のせいか、天井が下がってきた時点での感を見ておかなかったこと。
今考えると、もしかしたら逆サイホンのように、水深もカクンと下がっていたのかも…などと想像していますが、さて、本当はどうだったのでしょう。

6082.jpgD君が「天井、だんだん下がってきてませんかねえ…」と、光の輪が映るコンクリートの肌を見上げながら、不安そうにつぶやきました。

う~ん、そう言われてみると、さっきより頭上に余裕がなくなってきているような…。左右の壁を見た限りでは、天井に勾配がついているようには、思えないのですが…。「栓のように詰まってしまう」怖さも次第につのってきて、前進への意欲が薄れてきました。

6083.jpgまあ、当初の予想が外れていなかったことは確かめられたし、この日の潮位では、少し無理がありそうな感触でしたので、打通は他日を期すことにし、これにて退却を決定。

とは言うものの、分水路の幅はわずか8mほど。艇の全長よりちょっと長い程度の幅で回すのは、かなり骨が折れる作業です。例によって、バウをゴツンと壁に触れさせたまではよかったのですが、D君に懐中電灯で照らしてもらったスターンを見ると…うわ、全然余裕がない!

6084.jpgバウがこすれるくらいは、何ともありませんが、ペラの接触だけは避けなければ…。こういうとき、同乗者が2人いるのは頼もしいもので、連れにボートフックで軽く壁面を突いてもらいながら、忙しくスロットルと舵を操作し、辛くも転回完了。

D君は、一連の作業にえらく感じ入ってくれたようですが…イヤ、物好きで狭い水路ばかり分け入っていると、自然に慣れてくるんですって。

6085.jpg緊迫の転回を終わって、さて落ち着きを取り戻すと、ここを突破しなかったのが、現金なことに少し悔しくなってきました。
マストをたたんで、もう少し進んでもよかったかな…と、後ろ髪を引かれつつ、立ったまま振り返って撮ったのが、右の写真です。

帰宅後に見てみたら…
イヤイヤイヤ、すごく天井低いよ!
絶対に「呼ばれていない」よこれは!
船乗りにとってのの金言、「突破するより引き返せ」のありがたさが、身に沁みた分水路探索でした…。


(21年5月3日撮影)

(『神田川分水路まつり…13』につづく)

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タグ : 水道橋分水路 神田川 分水路

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