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南前堀が!…4

(『南前堀が!…3』のつづき)

209031.jpgさっきから気になっていたのが、奥に見える白茶けた色の何かです。手前から青、薄緑と2本の水管橋、そしてその向こうには唯一の橋、旭橋が見えるはず(『南前堀…4』参照)。

橋の工事で、足場でもかかっているのかしら、それとも最奥部に新しい護岸を建設中なのか? この少し後、衝撃を受けることも知らず、のん気な想像ばかりしていましたが‥‥。


209032.jpg
え っ 。 え え え っ ?
‥‥‥‥いや、そんなバカな!?

209033.jpg
旭橋の手前で埋め立てられている!!
手前に向けて土は緩やかなスロープをなしており、水管橋や旭橋はそのまま、埋土の上を渡っています。堀割が埋め立てられゆくさまは、写真でこそよく目にしたものの、リアルで見るのはもちろん初めて。

ショックでしたねえ。中防水路に続いて(『ゲートブリッジをお散歩…3』参照)、都内の水路がまたも可航域を減じてしまった、と‥‥。

検索してみると、施工会社のサイトがヒット。京浜港湾工事株式会社の「工事実績」のうち、「陸上工事」の項目に、写真1枚とともに掲載されていました。抜き書きしておくと、「南前堀仮排水工事/発注者 首都高速道路株式会社/着工年月 平成29年 2月/竣工年月 平成29年 5月/施工概要 仮排水管工 延長360m」。

書き方からするとこの業者さんは、首都高からの配水管を仮設するのみで、埋立は他社の担当のように読めます。それでも写真は水路最奥部から、旭橋に向けて撮られており、これが単なる締切堤などでなく、完全に埋土され、水面が失われたた様子がわかり、助かりました。
撮影地点のMapion地図

209034.jpg

209035.jpgそんなわけで、ショックの大きさに舵もおぼつかなくなりながら、そろそろと転回して来た道を戻ることに。短縮されただけで、この独特の川景色が全て失われるわけではないものの、可航水路が減ってゆくのは、やはりつらいものがあります。

入った直後騒いだ繋船列の狭窄部、こうして奥から見た方が、狭さがわかりやすかったかしら。ちなみに帰りの方が、直進している分姿勢が保持しやすく、通過が楽ではありました。

(29年8月13日撮影)

(『中防水路西口の様子』につづく)

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タグ : 南前堀高架下水路

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