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南前堀が!…3

(『南前堀が!…2』のつづき)

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繋留船列を抜けてようやく、周りを眺める余裕ができました。合わせ鏡をしたときのように、無限に続くと錯覚しそうな列柱回廊! お久しぶり、そしてお変わりなく。

いや、護岸は新しくなり、フェンスは撤去されたのですから、高架はそのままでも、水路としては大きな変化があったことになります。その護岸も、すぐ前方で途切れているのが見えたので、整備はまだ半ばといったところなのでしょう。

209027.jpgふと桁裏を見上げると、真ん中に3本並行して吊り下げられた配管の上に、何やら鳥の巣らしいものがモシャッと乗っているのを発見。

帰りにももう一度よく見てみたら、枝か草と思えた巣の材料、クリーニング屋さんでもらう針金ハンガーなんですね! 大きさからしてカラスの巣でしょうか。雨風も暑熱も防ぐ桁裏、子育ての場所としては絶好だったでしょう。

209028.jpg護岸が途切れたところを振り返って。旧来のコンクリート護岸はそのまま、堤防高を高めた新護岸を、河道を狭めて造ったことがわかります。

よく見る基礎護岸とは、ちょっと違った高めの段差をあつらえているところから見ると、地元艇の繋留や、接岸しての乗り降りも考えているのでしょうか。



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新護岸が途切れたところで、不法繋留阻止のフェンスも復活。前回訪問時とそう変わらない眺めになりました。前回は、フェンスを横断して沈している艇がいたりして、ちょっと荒れた雰囲気でしたが、工事の際に撤去されたのでしょう、さっぱりと片付いていました。

薄暗くなってしまうけれど、うっそうと茂る木々が枝を差し掛けた、ちょっと放置感のある高架下水路も、悪くないですねえ。いずれ再訪するときにはここも、きれいになってしまうでしょうから、よく見ておこう。

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前回(『南前堀…2』参照)も意識を吸引された、「係船禁止」ステッカー。今回も変わらず橋脚全てに貼ってあって、たたみかけてきたのですが、北側、陽が当たる場所の劣化がさらに進行しており、剥離でもはや読めない状態のものまで。

橋名にせよ(『曙北運河の浚渫工事』参照)、注意書きにせよ、屋外の構造物にステッカーを使い続けるなら、さらなる材質の改良が望まれるところでありましょう。

(29年8月13日撮影)

(『南前堀が!…4』につづく)

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タグ : 南前堀高架下水路

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