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神田川分水路まつり…9

(『神田川分水路まつり…8』のつづき)

6066.jpg吐口から本流へ再脱出。帰宅後、例によってMapionの「キョリ測」で延長を測ってみたところ、およそ480mでしたが、屈曲区間の多かったせいか、500m弱とは思えないほど、長く感じられました。

白鳥橋上流の呑口同様、こちらのポータル(?)上部にも、立派な銘板が掲げられているのですが、ご覧のとおり植え込みの木が覆いかぶさっており、一部しか見ることができません。
撮影地点のMapion地図

6067.jpg神田川を下り、水道橋駅近くまで戻ってくると、市兵衛河岸船着場にはPWCが繋留されていました。

ここはポンツン桟橋であるため、小型艇も係留しやすく、また出入口が飲食店に隣接しているという、船着場には珍しい便利な環境であるせいか、立ち寄る艇の姿がよく見られます。


6068.jpg水道橋下流の開口部前まで来ました。ここは水道橋の上からも良く見えるので、ご存知の方も多いでしょう。人目が多いことを意識してか、直上の植え込みからツタが垂らされ、今や見事な緑のカーテンに成長。
緑濃いこの時季はなかなかきれいですが、冬に来ると、ちょっと廃墟っぽく見え、また違った魅力があります。

もちろん、ここにも入るんですよ! だって今日は「分水路まつり」なんですから!

6069.jpgしかし、ここまで生い茂ってしまうと、少々入りにくくもあり…。イヤ、もともと船の出入りを考えていない施設なんですが。

もぞもぞとツタをかき分けて進入。スダレをよけて台所をのぞくようで、普通にフネに乗っていては、まず体験できない感覚です。

6070.jpg開口部から見た、上流側。水道橋分水路の最下流部です。
先ほど「神田川分水路まつり…4」でも触れたように、水道橋分水路の本線たるここは、終点近くで、天井高が低い区間があると思われたのです(なぜ低いと思ったかは、後ほど説明します)。

出口を目前にして、暗闇の中で栓のように詰まってしまうのも恐ろしいので、上流からの打通は思い留まったものの、やはり、この目で確かめておきたい…。

水路幅は、艇の長さとさほど変わらないため、転回できないリスクも大きいのですが、誘惑断ちがたく、不安そうな同乗者の表情は見なかったことにして(笑)、ままよと微速で突っ込んでしまいました。「分水路まつり」、最終コースです!
撮影地点のMapion地図

(21年5月3日撮影)

(『神田川分水路まつり…10』につづく)

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タグ : 水道橋分水路神田川高架下水路分水路

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