新砂水門を俯瞰する…1

●ここしばらく、なかなかまとまった時間が取れず、水の匂いからもだいぶ遠ざかっている気が。そんな中、一昨日は午後遅く用足しが済み、夕方少し時間ができたので、かねてからやってみたかったことを実行することにしました。
歩きはじめて5分、陽射しはもとより、風も濃厚な湿度をはらんでいるのですでに汗だく。救いなのは、勇壮な入道雲がむくむく盛り上がっていること。刻々と形を変えるさまを眺めていると、少しですが暑さを忘れることができます。

●いま歩いているのは、荒川河口橋の上流側歩道。自艇では、それこそ先代艇の時代から数えきれないほどくぐってきて、クルマでも結構な頻度で渡っているのですが、自分の足で歩くのは初めて。

さて、陽射しにじりじり焼かれながら橋の坂道を歩くうち、上に掲げた親柱の手前、取付道路の脇に、道路工事の施工業者の看板を、ずらりと掲げた凹部が。その右隣、「この通りは駐車禁止になります」の注意書きに、「東京水上警察署」の文字が! 水上署は、平成20年で湾岸署になったはずなのに‥‥。この看板、いつからあるんだろう?

●橋が高度を上げると、荒川の川面が見えてきました。台風の影響か、少し強めの南風が入って、水面は細波立っています。
手前には、交互通航である新砂水門の工事区間を管制する、警戒船が赤旗を立てて遊弋しています。その向こうは通航の許可待ちでしょう、黒い船体のフライブリッジ付きクルーザーが漂泊中。さらに対岸には新左近川水門や、夏の陽光に輝く高速道路も見えてと、視点を移してゆく楽しさがある川景色。クルマの車窓からではなく、荒川を歩きながら眺めるのは久しぶりなので、「ああ、キレイだなあ」と、しみじみ口をついて出てしまうほどでした。

●さらに進み、そろそろ新砂水門が見えるころ‥‥と振り返ってみると、おお! ちょうど工事区間を抜けて、客船が一隻出てくるところだ!
視界の端に見えた、矢板で囲まれた工事現場のことはたちまち吹っ飛んで、この客船を少しでもいいポジションでとらえようと、先を急ぐことに。暑いし坂道だけど走るぞ!
【撮影地点のMapion地図】
(29年8月6日撮影)
(『新砂水門を俯瞰する…2』につづく)

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