中川口閘門…2
(『中川口閘門…1』のつづき)

●テラスを北上しつつ、立ち止まってはカメラを向けることを繰り返して、次第に近づいてきました。左から閘門、緑の建物が中川口ポンプ所とその吐口、竣工当初からの樋門と配置が明瞭に見て取れます。
「もっと知りたい中川運河」(PDF)によれば、竣工からしばらくは、干潮時に扉体を開放し自然排水するのみだったが、松重ポンプ所が昭和12年に竣工してからは、中川口で導水し、松重ポンプ所から堀川に排水する循環ができるようになったとのこと。当初ここには排水機場はなく、干潮時の排水と導水を兼ねた、樋門のみだったことがわかります。
●テラスの階段から南側を見たところ。閘門から南は堤防の高さがあるので、階段で乗り越えてテラスに降りるしくみです。
実によくできたテラスで、東屋やベンチなど憩いの場としての施設だけでなく、ところどころに張り出しやバルコニーを設け、閘門の稼働を絶好の視点で楽しめるような配慮がなされていました。
そうそう、「もっと知りたい中川運河」の地図によると、このすぐ近くに「運河神社」もあるとのこと! ぜひお参りしたかったのに、知らずに惜しいことをしました‥‥。

●近づいたのはいいのですが、今度は扉体が護岸の陰に隠れて、よく見えなくなってしまいました。むう。
閘室のすぐ傍らまで公園化されており、普段は通航が観察できそうではあったのですが、残念なことに工事中で囲われていて入れず、眺められる視点は限られそうです。仕方がないので、かねて目星をつけていた、名四国道中川運河橋の歩道に至る階段の途中(橋上は防音壁があり、見下ろすことができません)から、のぞき見られるか試してみることに。
●ぐんぐん上がる気温と、体力のなさも加わって、額に汗しつつ階段を上ると‥‥。ううん、木が邪魔してよく見えないなあ。ギギギ。
首を伸ばして、少しでも閘室を眺めようと悪戦苦闘していたら‥‥。
何と! 見覚えのある船影が、ゆっくりと姿を現したじゃありませんか!

●その派手な塗装、間違えっこありません。ついさっき、堀川口防潮水門で見た清掃船「きよかわ」だ! いや、同タイプの姉妹船かもしれませんが、とっともかく、これから間なしにゲートが稼働し、通航する様子が見られるんだ!
次はいつ訪ねられるかわからない客地、この機を逃すことなどできますまい。
即座に応戦を決意し、150mを全力疾走!
【撮影地点のMapion地図】
(29年5月3日撮影)
(『中川口閘門…3』につづく)

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●テラスを北上しつつ、立ち止まってはカメラを向けることを繰り返して、次第に近づいてきました。左から閘門、緑の建物が中川口ポンプ所とその吐口、竣工当初からの樋門と配置が明瞭に見て取れます。
「もっと知りたい中川運河」(PDF)によれば、竣工からしばらくは、干潮時に扉体を開放し自然排水するのみだったが、松重ポンプ所が昭和12年に竣工してからは、中川口で導水し、松重ポンプ所から堀川に排水する循環ができるようになったとのこと。当初ここには排水機場はなく、干潮時の排水と導水を兼ねた、樋門のみだったことがわかります。

実によくできたテラスで、東屋やベンチなど憩いの場としての施設だけでなく、ところどころに張り出しやバルコニーを設け、閘門の稼働を絶好の視点で楽しめるような配慮がなされていました。
そうそう、「もっと知りたい中川運河」の地図によると、このすぐ近くに「運河神社」もあるとのこと! ぜひお参りしたかったのに、知らずに惜しいことをしました‥‥。

●近づいたのはいいのですが、今度は扉体が護岸の陰に隠れて、よく見えなくなってしまいました。むう。
閘室のすぐ傍らまで公園化されており、普段は通航が観察できそうではあったのですが、残念なことに工事中で囲われていて入れず、眺められる視点は限られそうです。仕方がないので、かねて目星をつけていた、名四国道中川運河橋の歩道に至る階段の途中(橋上は防音壁があり、見下ろすことができません)から、のぞき見られるか試してみることに。

首を伸ばして、少しでも閘室を眺めようと悪戦苦闘していたら‥‥。
何と! 見覚えのある船影が、ゆっくりと姿を現したじゃありませんか!

●その派手な塗装、間違えっこありません。ついさっき、堀川口防潮水門で見た清掃船「きよかわ」だ! いや、同タイプの姉妹船かもしれませんが、とっともかく、これから間なしにゲートが稼働し、通航する様子が見られるんだ!
次はいつ訪ねられるかわからない客地、この機を逃すことなどできますまい。
即座に応戦を決意し、150mを全力疾走!
【撮影地点のMapion地図】
(29年5月3日撮影)
(『中川口閘門…3』につづく)

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