堀川口防潮水門…1
(『松重閘門ふたたび…5』のつづき)

●堀川に沿って南下し、河口近くの港新橋にやって来ました。国道23号線を渡す港新橋は、昭和47年竣工の姿のよい桁橋。側道から階段を登り、下流側の歩道をずんずんと中央部へ。
天下の名四国道とあって、トラックも多く圧倒されそうな交通量を横目に、橋の真ん中を目指すのはもちろん、見たいものがあるからです。何しろ、この橋上をおいて他に、眺められる場所はないのですから。

●防音壁が途切れたところで、南側へ目を向けると‥‥おおお! 堀川口防潮水門です!
「通航水門」と称するマイタゲート4径間、中央ににょっきり孤立しているローラーゲート「排水水門」1径間。本船を通船させるため、高さ制限のないゲート形式を選んだあたり、東京の朝潮水門と同じ伝ですが、規模としては桁違い。しかもこちらは、現在も本船を通していて、十全にその特長が生かされているのです。

●水門の規模に圧倒されながらも、その向こうに見える大型巡視船に、つい目線が吸い寄せられて一枚。ハルナンバーはPLH21、ヘリ2機搭載型「みずほ」!
もやっているのはガーデン埠頭でしょうか。何しろ、2隻しかいない「みずほ」型巡視船の、ネームシップを拝めたのですから、嬉しくなろうというものです。

●さて、この水門の魅力の一つは、マイタゲートにあるといってよろしいでしょう。通航船の高さを制限せず、幅員を確保するとなれば選択肢は限られるわけで、昭和39年という竣工時期を考えると、このタイプをおいて他になかったと思われます。もしかしたら、径間数で見ると、現役では国内で最大規模のマイタゲートかもしれません。
写真は向かって左側に、2径間あるうちの一つをズームでたぐったもの。戸袋に格納された扉体はもとより、「上航」とペンキ書きされた表記、堰柱(?)天端ににょっきり立つ信号の灯器と、ディテールが楽しめました。
【撮影地点のMapion地図】
(29年5月3日撮影)
(『堀川口防潮水門…2』につづく)

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天下の名四国道とあって、トラックも多く圧倒されそうな交通量を横目に、橋の真ん中を目指すのはもちろん、見たいものがあるからです。何しろ、この橋上をおいて他に、眺められる場所はないのですから。

●防音壁が途切れたところで、南側へ目を向けると‥‥おおお! 堀川口防潮水門です!
「通航水門」と称するマイタゲート4径間、中央ににょっきり孤立しているローラーゲート「排水水門」1径間。本船を通船させるため、高さ制限のないゲート形式を選んだあたり、東京の朝潮水門と同じ伝ですが、規模としては桁違い。しかもこちらは、現在も本船を通していて、十全にその特長が生かされているのです。

●水門の規模に圧倒されながらも、その向こうに見える大型巡視船に、つい目線が吸い寄せられて一枚。ハルナンバーはPLH21、ヘリ2機搭載型「みずほ」!
もやっているのはガーデン埠頭でしょうか。何しろ、2隻しかいない「みずほ」型巡視船の、ネームシップを拝めたのですから、嬉しくなろうというものです。

●さて、この水門の魅力の一つは、マイタゲートにあるといってよろしいでしょう。通航船の高さを制限せず、幅員を確保するとなれば選択肢は限られるわけで、昭和39年という竣工時期を考えると、このタイプをおいて他になかったと思われます。もしかしたら、径間数で見ると、現役では国内で最大規模のマイタゲートかもしれません。
写真は向かって左側に、2径間あるうちの一つをズームでたぐったもの。戸袋に格納された扉体はもとより、「上航」とペンキ書きされた表記、堰柱(?)天端ににょっきり立つ信号の灯器と、ディテールが楽しめました。
【撮影地点のMapion地図】
(29年5月3日撮影)
(『堀川口防潮水門…2』につづく)

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