2月26日の運河風景…2

(『2月26日の運河風景…1』のつづき)

203006.jpg船長にお話をうかがいつつ、最前列席から眺める新芝運河。普通の部屋っぽい(?)内装の質感のせいか、大きな窓越しに流れてゆく運河風景が、何だかとても新鮮。

いつもなら、行き足なりの風を顔に受けるという、感覚の先入観が新鮮さを感じさせるのでしょう。よく効いた暖房にヌクヌクしながら、川景色を見られるというだけで特別なことに思えてしまうあたり、何とも安上がりではあります。

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新芝北運河との十字流に入ったところで、撮影のためいったん停止したので、船尾に出てみました。改架成った、新しい鹿島橋を撮っておこうと思って(前回、工事中の光景は『7月10日の水路風景…6』参照)。

見るからに軽快そのものの桁と、がっしりと頼もしそうな橋台。戦前の鈑桁橋がなくなったのは残念ですが、一径間となり間口が広くなったことで、奥の船溜にもやうフネブネも出入りがしやすくなったでしょう。今度自艇で訪ねたら、初くぐりしてみよう。

203008.jpg提案させていただいたのは「一筆書きコース」でしたから、新芝北運河→芝浦西運河→新芝南運河→新芝運河‥‥と、扇の中骨を縫うような形で、高浜西運河へ出るつもりだったのですが!

新芝南運河を、新芝運河との丁字流まで出たところ、テラスの柵にご覧の横断幕が掲げられていました。ありゃりゃ、高浜西運河には抜けられないのかしら?



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左に目を向ければ‥‥ううむ、警戒船が腰を据えていますねえ。せめて「喰われるトラス」・芝浦橋だけでもご紹介できればと、警戒船にお願いして、途中まで入れてもらうことも考えたものの、ここで船長からご意見が。

船長によると、新芝運河~高浜西運河の接続部は浅く、本艇での通航は不可とのこと。なるほど、小さな私の艇では余裕しゃくしゃくでも、この艇の上部構造や船体規模を考えたら、ずっと喫水は深いに違いありません。安全第一、ここは大事を取っておきましょう。

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ふたたび芝浦西運河に戻ったところで、ちょうど視界に入った、好みのタイプの曳船を一枚。塗色は色褪せて錆が浮き、もう長い間動いていないようですね。

さまざまな意味で厳しい都内の内水では、貴重となった寂寥感あふれる風景。もやわれたまま、静かに朽ちつつあるフネブネがそこここで見られたのは、ついこの間のことのように思えたのですが、今や珍しく感じられるほどになりました。

(29年2月26日撮影)

(『2月26日の運河風景…3』につづく)

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タグ : 新芝運河 新芝北運河 芝浦西運河 曳船

コメント

最後の船

最後の写真の船ですが豊海橋脇に係留してあった船によく似てるんですが気のせいかなぁ・・・
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