船橋港の水門と水路めぐり…10

(『船橋港の水門と水路めぐり…9』のつづき)

200071.jpgサイロの並びにある倉庫も、がっしりした感じでなかなか素敵。こちら側にも扉が複数あるところを見ると、昔は艀荷役にも対応していた風ですね。

地図を見たら、日通の倉庫とのこと。なるほど、確かにしっくりくる雰囲気です。ストリートビューで確認したら、道路側の妻にはちゃんと、マル通の看板が掲げられていました。通運丸ファンとしては、ゼヒ水路側にもお願いしたいところです。

200072.jpg
ここで、右側にご覧のような石積みを発見。遠目には、ガレキが積み上げてあるようでしたが、近づいてみると、杭打ちした間に石を積み上げ、河道に対し直角に、ちょうど横堤のようにあつらえた構造物であることがわかりました。

半ば崩れているところから見ると、水門ができる以前に、防波堤として造られたものでしょうか。埋め立てが進む前は、南風が入ると波がもろに打ち込み、繋留する船艇も難儀したことは容易に想像できます。

200073.jpgここでも京葉線、東関道、湾岸道路をくぐって、さらに奥へ。右手にはプレジャーや漁舟が槍付けし、船溜の風景が続きます。

あっ、繋留艇の手前にも、さっきの横堤と似た杭列と石積みが! しかも今度は、両岸から中央近くまで、可航幅を狭めるようにしっかり伸びていて、ちょっと剣呑な雰囲気です。


200074.jpg
むう、これでは一隻づつ、交互通航が精一杯の可航幅ですね。ちびた杭や崩れた石積みが、真ん中の水面下にもひそんでいそうで、怖気をふるうものが。

一旦ニュートラルにして、行き足のみでじりじり近づきつつ、首を伸ばしてうさんくさげに観察する船頭。しかし、冷静になって奥の船溜に目をやると、ヨットのマストが見えるじゃないですか。フィンキールのある喫水の深い艇が出入りしているのですから、そんなに尻込みしなくてもよかったのです。

200075.jpg
‥‥そうはいっても、澄んだ水を透してゴロタ石や腐朽した杭が丸見えとくれば、肝が冷えることには変わりありません。最微速でそろそろと通過。

しかし、石積みの横堤が現存するのって、東京近辺の可航水路では珍しいですよね。堤防や水門が完備する前、湾奥のちょっとした入堀や船溜では、よく見られた光景だったのでしょうか。船底を噛みそうな恐ろしげな外観はさておき、大いに興味を惹かれるものがありました。
撮影地点のMapion地図

(28年12月31日撮影)

(『船橋港の水門と水路めぐり…11』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村
関連記事

タグ : 船橋港 本海川

コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する