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船橋港の水門と水路めぐり…6

(『船橋港の水門と水路めぐり…5』のつづき)

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5基のクレーンが並んだはす向かいの東岸には、もう一つクレーン付き建屋がありました。こちらも同様に妻を塞がれ、すでに使われていないものですが、狭い水域にこれだけの艀荷役用クレーンがひしめいているというだけで、もの凄いお得感があります。

200052.jpg正面から見上げて‥‥う~ん、近づきすぎて失敗しました。妻の上端には、「大和陸運倉庫(株)船橋倉庫」と社名が。日本通運に似た書体なのが魅力的ですね。

かつての豊洲運河なども、いくつもの艀荷役用クレーンが水面に突き出し、港湾情緒あふれる光景が展開されていたことを思い出しました。東京は今やほとんどがマンションに建て替えられ、跡形もありませんが、船橋はまだ、かつてをしのぶよすがが残っています。

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さらに進むと西岸に現れた、双子の球形ガスタンク。新河岸川で見るような、都市ガスのそれにくらべるとずいぶん小さく、可愛らしい感じすらしますね。

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200055.jpgガスタンクのあるあたりで、河道は軽く西へ屈曲し、可航区間の最終コースへ入ってきました。パースがついたように、幅が次第に狭まると同時に、護岸も石垣の法面となり、旧海岸線から沖合に向けて進んだ、埋め立ての歴史を思わせるような風情に。

沿岸が工場敷地で、道路も接していないせいか本当に静か。たまに飛ぶ水鳥のほか、行く手の水面を乱すものはなく、ひたすら青空を映した水鏡を眺めての水路行です。

水深はクレーン群の前からふたたび浅くなり、ガスタンクを過ぎあたりの感が右の写真、2mで一旦水平になったところ。最奥部にはもう一つ、見てみたい物件もあるので、このまま最微速前進とまいりましょう。
撮影地点のMapion地図

(28年12月31日撮影)

(『船橋港の水門と水路めぐり…7』につづく)

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タグ : 船橋港海神川

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