秋の水郷三昧…16
(『秋の水郷三昧…15』のつづき)

●ど真ん中からズームで思い切りたぐって。11月25日から掲げたタイトルの一瞬後のシーンです。
漆黒のマイタゲートとレンガのハーモニー! ああ、シビレますわ!

●軸線を外れた、斜めからの俯瞰ももちろんよろし。ここで南側に渡り、間近からディテールを堪能しようと続けて前進。以下、例によって垂れ流しです。

●下流側から望む閘室。水鏡にくっきり姿を映すバイパスゲートのアーチ、いいですねえ。
以前も「横利根閘門の絵葉書六題」で触れましたが、側壁に設けられた木の柵列は、緩衝杭と呼ばれる一種のフェンダー。側壁が垂直でない法面なので、特に排水する際の使い勝手は、緩衝杭があるとなしとでは大違いでしょう。
法面の閘室というと、小阿賀野川は満願寺閘門(『満願寺閘門…4』参照)の印象が強烈で、真っ先に思い出されるほど。この閘程(水位差)と法勾配で、通航船が入り排水されてゆく情景を想像してみてください! 引っかかって転覆しそうで怖いでしょう? なぜこのような柵列を設けなかったのか、小心な船頭としては気になって仕方がないのでありました。

●上流下流の区別からすると、こちらが後扉になるはずなのですが、元来、利根本流増水時に霞ケ浦への逆流による湛水被害を防ぐものだったので、下流側の扉体が高くしてあるのが特徴の一つ。
ともあれ、この角度から眺めた複式マイタゲートのディテール、シビレずにおらりょうかと。

●そして反対側、前扉(?)を間近から。
イヤ、かつて流路改修前の利根川は、佐原沖→横利根川→牛堀→常陸利根川→外浪逆浦のコース‥‥つまり、現在の千葉・茨城県境に沿った流路だったそうですから、むしろ扉体の高い方を上流とすべきなのかしら?
【撮影地点のMapion地図】
(28年11月6日撮影)
(『秋の水郷三昧…17』につづく)

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●ど真ん中からズームで思い切りたぐって。11月25日から掲げたタイトルの一瞬後のシーンです。
漆黒のマイタゲートとレンガのハーモニー! ああ、シビレますわ!

●軸線を外れた、斜めからの俯瞰ももちろんよろし。ここで南側に渡り、間近からディテールを堪能しようと続けて前進。以下、例によって垂れ流しです。

●下流側から望む閘室。水鏡にくっきり姿を映すバイパスゲートのアーチ、いいですねえ。
以前も「横利根閘門の絵葉書六題」で触れましたが、側壁に設けられた木の柵列は、緩衝杭と呼ばれる一種のフェンダー。側壁が垂直でない法面なので、特に排水する際の使い勝手は、緩衝杭があるとなしとでは大違いでしょう。
法面の閘室というと、小阿賀野川は満願寺閘門(『満願寺閘門…4』参照)の印象が強烈で、真っ先に思い出されるほど。この閘程(水位差)と法勾配で、通航船が入り排水されてゆく情景を想像してみてください! 引っかかって転覆しそうで怖いでしょう? なぜこのような柵列を設けなかったのか、小心な船頭としては気になって仕方がないのでありました。

●上流下流の区別からすると、こちらが後扉になるはずなのですが、元来、利根本流増水時に霞ケ浦への逆流による湛水被害を防ぐものだったので、下流側の扉体が高くしてあるのが特徴の一つ。
ともあれ、この角度から眺めた複式マイタゲートのディテール、シビレずにおらりょうかと。

●そして反対側、前扉(?)を間近から。
イヤ、かつて流路改修前の利根川は、佐原沖→横利根川→牛堀→常陸利根川→外浪逆浦のコース‥‥つまり、現在の千葉・茨城県境に沿った流路だったそうですから、むしろ扉体の高い方を上流とすべきなのかしら?
【撮影地点のMapion地図】
(28年11月6日撮影)
(『秋の水郷三昧…17』につづく)

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