秋の水郷三昧…11
(『秋の水郷三昧…10』のつづき)

●護岸の高まりが狭水路感を増幅させ、覆いかぶさる藤棚や木橋が、水路のディテールをより濃密に彩ってゆくこの区間。いいなあ、いいなあ。
しかし、ふとあるお宅の石段に目を向けたところ、目地がずれて、すき間が開いたままのところが結構見られるのに気づかされました。震災の痛手は、すべて癒えたわけではないのです。

●十二橋を全身で満喫しながらも、先ほどから「名物・草餅を食べたくてたまらない病」を発症してしまったやつがれとしましては、間近に迫った河畔のお土産屋さん(『あやめ祭りの水郷風景…6』ほか参照)が意識の大半を占め始め、食い意地の水位も急上昇するばかり。ところが‥‥。
営業していない。
いや、もう凹んだの何の。ガランとした寂しい風景を前に、思わずがっくりと肩を落としてしまったほどです。自分の食い意地はさておいて、もしや廃業されてしまったのかと、心配にもなりました。
●「ごめんねえ、最近は6月のあやめ祭りの時期にしか、やっていないんですよ」と船頭さん。廃業されたわけではないと知ってホッとしましたが、期間が限定されてしまったとは、やはり寂しいことには違いありません。
と、我が乗組みの帽子に、再びトンボさんがちょこんとご休憩。「がっかりするなよ!」と、元気づけられた気分になったものでした。

●紫陽花橋をくぐれば十二橋の区間は終わり、この先の、両岸にテラスをあつらえた開けた風景も好きなんですよね。船頭さんは棹を横たえてエンジン始動、新左衛門川を下って、与田浦への最終コースに入ったのでした。
【撮影地点のMapion地図】
(28年11月6日撮影)
(『秋の水郷三昧…12』につづく)

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しかし、ふとあるお宅の石段に目を向けたところ、目地がずれて、すき間が開いたままのところが結構見られるのに気づかされました。震災の痛手は、すべて癒えたわけではないのです。

●十二橋を全身で満喫しながらも、先ほどから「名物・草餅を食べたくてたまらない病」を発症してしまったやつがれとしましては、間近に迫った河畔のお土産屋さん(『あやめ祭りの水郷風景…6』ほか参照)が意識の大半を占め始め、食い意地の水位も急上昇するばかり。ところが‥‥。
営業していない。
いや、もう凹んだの何の。ガランとした寂しい風景を前に、思わずがっくりと肩を落としてしまったほどです。自分の食い意地はさておいて、もしや廃業されてしまったのかと、心配にもなりました。

と、我が乗組みの帽子に、再びトンボさんがちょこんとご休憩。「がっかりするなよ!」と、元気づけられた気分になったものでした。

●紫陽花橋をくぐれば十二橋の区間は終わり、この先の、両岸にテラスをあつらえた開けた風景も好きなんですよね。船頭さんは棹を横たえてエンジン始動、新左衛門川を下って、与田浦への最終コースに入ったのでした。
【撮影地点のMapion地図】
(28年11月6日撮影)
(『秋の水郷三昧…12』につづく)

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