運河の水を押し分ける

3099.jpg前後しますが、綾瀬川や臨海大橋を訪ねたあと、辰巳運河に入ったときのこと。

ふと思いついて、航行中のバウ(船首)の様子を写真に収めてみたくなりました。行き合いブネがいないことを幸い、舵をあずけてハンドレールから身を乗り出し、カメラを構えることに。
撮影地点のMapion地図

3100.jpg頭をほとんど逆さにして、バウから水面をのぞきこんでみると、速度を絞っているにもかかわらず、ザーザーという水切り音が耳をつき、なかなか迫力があります。

初めて見る、航行中の自艇が水を押し分ける姿…。巻き上がるしぶきが、陽光にキラキラ反射する美しさに、しばらくシャッターも切らずに見とれてしまいました。

3101.jpg低い波を乗り越えた瞬間、さあっと水の膜がハルの表面を登ってゆき、重力に負けて水面に戻るさまが面白く、何度もシャッターを切って記録を試みたのですが…。
やはり、そう甘くはないようです。十数枚撮って、何とか見られる出来のものは、ここに掲げたほか、数枚にとどまりました。

水の膜の落ちつつある瞬間が、ちょうど捉えられたようで、液体らしからぬ硬そうな質感に見え、まるで氷細工のよう。

3102.jpg視点を変えて、ほぼ真正面から見てみると…。
側面からでは鋭く見えて、水を切り裂くという表現がピッタリに思えた我が艇も、この角度からだと少々鈍重な厚ぼったさが感じられ、まさに「押し分ける」と言ったほうがしっくり来ます。

でも、スマートさがない分、今度はがんばって走っている風の、健気さ(?)が感じられるような…。自分の艇にもかかわらず、「ガンバレ!」と応援したくなるから不思議です。

3103.jpg
いつもこうして走ってくれているんだなあ、ありがとう。
今日も帰ったら、念入りに洗ってやろう…。


(21年3月15日撮影)

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タグ : 辰巳運河

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