阿賀野川頭首工を愛でる…10

(『阿賀野川頭首工を愛でる…9』のつづき)

193116.jpg翌朝、普段のねぼすけには珍しく、5時に目が覚めました。朝霧がからむ早朝の頭首工も拝んでおきたいものと、一枚余分にはおって河畔へ出かけてみました。

こりゃ「夜討ち朝駆け」だ‥‥いや、夜討ちはしませんでしたが、こうして気軽に飛び出せるのも、頭首工の見える宿に泊まったおかげ。昼間は初夏の陽気だったとはいえ、山間とあってさすがに早朝は肌寒いもの。冷気に身震いしながら、林の中の道を急ぎます。

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橋詰から舟通しを望む法面上に出てみると‥‥うひょ~!

稜線をすべる朝霧が、上りつつある陽光を半ば透き通らせ、風に波打つ川面も白く輝いて、神々しいばかり。河水の水気をたっぷり含んだ爽やかな冷気も嬉しく、寒さを忘れて夢中でシャッターを切りました。

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昨日と同じく法面をこわごわ降りて、護岸上から。逆光がきつすぎて舟通しのディテールはつぶれてしまいますが、この角度の方がより夜明けらしいかも。背後の山々のシルエット、乱反射でオレンジ色に染まった雲がとてもきれい。

上流からの風は思ったより強く、低い場所に立っているせいもあるのか、しぶきがやたらと顔に当たります。はて、洪水吐ゲートからの放水がしぶきになって飛んでくるのかしら、と思っていたら、違いました。

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ザン、ザンと断続的な音を立てて、扉体の天端からオーバーフローしている水が、風にあおられて飛んできていたのです。単なる吹き寄せか、それとも上流部の雨で水位が上がったのか、これも前日の穏やかな表情とは違った勇壮なシーンで、早起きしてよかったと思えたものです。

193120.jpg法面上にふたたびよじ登って、ふと下流側を望むと、遠く馬下橋が朝日を浴びて、ほんのり赤味がかった姿を見せていました。両岸の森はまだ朝霞にけぶっていますが、視界が徐々に開け、いかにも川面から一日が始まったような感じがして、よいものですね。

そうだ、頭首工を上流側から眺めてみよう! 橋同様、朝日に輝く美しい姿を拝めるかもしれません。

(28年5月29日撮影)

(『阿賀野川頭首工を愛でる…11』につづく)

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