新砂水門を通る

砂町運河の東の出口、荒川河口にほど近い場所にある、セクターゲートの新砂水門は、私にとってはなじみ深い水門の一つです。
「水路をゆく」でも、何度かご覧には入れたものの、あまり詳しく触れたことはなかったので、改めてご紹介します。

4061.jpg朝の新砂水門。
完全な逆光になるので、ディテールはつぶれて見えませんが、東京東部の水路へ出発するときは、このような黒々としたシルエットを見上げながらの出港が多いのです。
この日は機走するヨットについて、穏やかな水面を楽しみながらの通過。

4062.jpgもっとも、背後にはクルーザーが迫り、その後にも数隻が続いているので、のんびりはできません。

東京の2大マリーナを控えた水門とあって、もともと輻輳しやすいところにもってきて、朝とくれば、出航艇が集中するのも無理はありません。もう少し、ゆっくり水門のディテールを味わいたいのですが…、通航回数の割に写真が少ないのは、こんな理由があるわけで…。

4063.jpg後ろの艇は、少し急いでいるようでしたので、先行するヨットが水門をかわったときを見計らい、左に間合いを取って増速すると、クルーザーは思い切りスロットルを開けて、河口のほうへ走り去ってゆきました。

ご覧のとおり、水門下流側の三方は垂直護岸ですので、夕方の帰港ラッシュ時になると…。

4065.jpg水門前の水域は結構な波になり、木っ端ブネとしては荒天並みのツラさ。通航艇の引き波は護岸に反射して、いつまでも減衰しないのです。

写真左のPWCが上げるしぶきでも、波の厳しさがおわかりいただけるでしょう。我が木っ端ブネの動揺ぶりをご理解いただこうと、あえて写真の傾きは直していません。

4066.jpgこちらは午後の出航時に撮ったもの。光線の具合もよろしく、青く塗られた可動橋や、右に掲げられた水深表示がわかります。

都内で唯一の、本船が通れる水門としても、貴重な存在の新砂水門。これからもお世話になります…。
撮影地点のMapion地図

ところで…↑新しくなったMapion地図を見ていて、ふと気づかされたのですが、水門の下流側に、橋らしきものが描かれています。もちろん、まだ架かってはいないので、はるか未来の予定線とは思うのですが…。もし本当に橋が架かったら、高さに制限のない、セクターゲートである意味は、なくなってしまうような気がします。

いつも徐行しつつ入ってくる、建材運搬の本船は、いよいよ廃止されるのでしょうか。いや、それ以前に、二つのマリーナに出入りする、ヨットたちはどうなるのかな? まあ、いきなり低い橋を架けることは、さすがに考えにくいのですが…。

ここで好都合な妄想が炸裂。この絵柄、実は橋ではなく、水門の建設予定を示したものなのかしら…。とすると、水門をもう一基設け、現水門と合わせて、閘門として運用されるのでは? そうすれば、高潮で水門が閉鎖(大潮で、南風が強いと、たまに閉鎖されるときアリ)されたときも、船は締め出されることなく、自由に出入りできるのでは…。

いや、我ながらどうしょうもない妄想とは思うのですが、それにしても、この地図の絵柄、何が根拠で書き足されたのか、気になって仕方がありません。

(21年4月5日撮影)

(『新砂水門の謎の穴』につづく)

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タグ : 砂町運河 新砂水門

コメント

No title

謎の構造物、yahoo、googleどちらの地図にもありますね。うちのナビの地図にも真中はつながってないものの両側から張り出しているものがあります。
実は水没していて何かの際にあがってくるのではないでしょうか。なんてね。

Re: No title

>がーちゃんさん
本当だ、どの地図にも描いてありますね。後で、近くの水門の絵柄と見比べてみたら、よく似ていたので、橋ではなく、水門の建設予定地を描いたものと思ってよさそうです。
いつごろから描かれているのでしょうね、興味深々です。

>実は水没していて何かの際にあがってくるのではないでしょうか。なんてね。
うひょひょ、そんな秘密水門(笑)が人知れずあそこに沈んでいるとしたら、萌え死にます!
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