奥阿賀遊覧船…2

(『奥阿賀遊覧船…1』のつづき)

193006.jpg「第一奥阿賀丸」の、船尾から船首方向を見たところ。屋形船というと、船室の高さが取れないことから側面の窓も天地が狭く、眺望の点ではいま一つという印象があるのですが、こちらはご覧のとおり窓が大きく、天井高もあるので明るく広々とした感じ。

考えてみれば、全高を制約する橋がないのですから、天地に余裕があるのも道理であります。窓も船首側の扉も全開で、気持ちのよい山間の空気を浴びながらの遊覧となりました。

193007.jpg貸し切り状態でもあることだし、船首扉に陣取って、左手の操舵室で舵を取る、船頭さんの話に耳を傾けながら、前面展望を特等席で楽しむことに。

あっ、開け放たれた扉の表面に、造船所の銘板が。新潟市の田中造船所建造、進水年はわかりませんでした。完成したのをトレーラーで搬入したのか、分割して現地で組み立てたのか‥‥。


193008.jpg
さて、鹿瀬ダムは後ほどゆっくり眺めるとして、船頭さんご推奨の、水鏡がおりなす風景は如何と乗り出してみると‥‥。

おお! 水面に裾を接するもくもくと緑濃い山肌が、くっきりと姿を映すまさに水鏡! 細波一つない川面を、一本ミヨシで切り裂いてゆくこの爽快さ。船頭さんが自慢するだけありますね!

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左手、森の間からヌッ、といった感じでトラス橋が姿を現わしました。荒砥沢なる小渓谷の落し口を渡るこの橋の名前は、睦月橋というそう。

水鏡に映る真紅の塗装は、マゼンタの色味を強くし過ぎた印刷物のような、一種毒々しいとも思えるほどの鮮やかさです。下部にシートがかかっているところを見ると、塗り替えたばかりなのかもしれませんね。
撮影地点のMapion地図

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水面に落ち込む山裾で、閉じていると錯覚するほどの深い谷間が、船が進むほどに開け、さらに新たな水面が奥に見えてくる! この分け入ってゆく面白さ、山深い当地でなくては味わえません。

ダムで分断されているとはいえここも河道、「山間の可航河川」には違いなく、平野部のそれとは全く違った川景色を、存分に堪能できそうです。

(28年5月28日撮影)

(『奥阿賀遊覧船…3』につづく)

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タグ : 阿賀野川 奥阿賀遊覧船

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