奥阿賀遊覧船…1

●5月28日土曜日はお休みをいただいて、翌29日日曜日と合わせ2日間、新潟県は阿賀野川を訪ねてきました。
昨年11月に訪ねた最上川同様、山間を流れ下る急流河川として、また豊富な流量から幾多のダムが建設された川としてつとに知られていますが、こちらにも川を走る遊覧船があることを知り、かねてから一度乗ってみたいと思っていたのでした。
早朝の新幹線で新潟に出て、3輌編成の快速「あがの」で、磐越西線の鹿瀬(かのせ)駅を目指します。ディーゼルカーに乗るのは久しぶりで、ちょっとウキウキ。

爆音も高らかに走ること1時間10分、鹿瀬駅に到着。結構な人数のお客さんが下りたのは、対岸下流に麒麟山温泉、上流に鹿瀬温泉と、保養地に恵まれているからでしょうか。

すでに電話で予約はしてあったので、手続きを済ませてから、今回乗る船とのご対面をしようと、外に出てみました。

●河畔に出ると、岸を掘り込んで護岸で固めた船溜に、二隻の屋形船がもやっているのが見下ろせました。乗るのは手前の「第一奥阿賀丸」。
新緑の木立に囲まれた河畔は、シーンとして音もなく、水面も静謐そのもので鏡のよう。向こうにはすでに、鹿瀬ダムの一部がのぞけていることからもわかるように、ここは阿賀野川の河道とはいえ、ダム湖でもあるのです。

●船頭さんから声がかかり、いそいそと乗船。船外機の爆音が静けさを破るように響き、10:00発の第一便は後進で桟橋を離れました。お客は我々のみ、貸し切り状態でしたが、この後の便は団体さんで満員御礼とのこと。イヤ、第一便に予約しておいてよかったです。
河道中央に出るとさっそく、鹿瀬ダムのゲートが文字どおり、ズラリと並ぶ姿が下流側に遠望できました! 曇っていたのが残念でしたが、船頭さんによればこの曇天のおかげで風がなく、最高の水鏡が楽しめるとのこと。なるほど、ダムのゲートもくっきりとした倒立像が眺められて、川景色としては実に新鮮なものが。山間さらに深く分け入ってゆくこの後、どんな風景が楽しめるでしょうか。
【撮影地点のMapion地図】
(28年5月28日撮影)
(『奥阿賀遊覧船…2』につづく)

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