最狭水路打通の日!…5

(『最狭水路打通の日!…4』のつづき)

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初期のポジションは、できるだけ左舷側から‥‥などと胸算用していたものの、両岸の浅さが見当がつかないのと、何よりこれから入るところがえらく狭いということもあって、いきなり構想が破綻(泣)。

もう少しはすに角度をつけられたら、だいぶ楽になるんだが、と脳内でぼやきながらも、やり直しがきかないのは織り込み済み。写真のあたりでニュートラルに戻し、あとは舵だけで桟橋に狙いを定めます。

桟橋の杭に辛うじてフェンダーをヒットさせ、ソフトに達着させることに成功! 杭がミシリ、と不気味な音を立てるのを聞きながら、右手でハッシと杭をつかみ、行き足を止めて杭を軸に向きを変える‥‥。ここまでは、何とか上手くいった! さすがにこの瞬間は、写真など撮れるはずもありませなんだ。

変針に成功したところで、手早く舵中央、スロットルを前進に投入、ペラ後流のパシャッという水音を耳にした瞬間にニュートラル‥‥と、手順を一つでも間違えれば接触必至なだけに、終始無言で全力応戦であります、はい。

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ついた角度のまま、惰性で貝びっしりの護岸に突入。
メリメリガシャガシャキキキと、まあ精神をこそげ落とされるような、えらいサウンドを盛大にまき散らしての接岸であります。

上の写真は護岸にぶつけにかかった少し後、取舵を取って何とか姿勢を平行に立て直したときの一枚。突っ込んだ瞬間の写真はだから撮る余裕がないんですって。右舷は護岸に密着しているので、ここがいかに狭いか、わかろうというものです。

192053.jpg盛大な音だけ聞くと、艇の損傷もいかばかりかと思われるでしょうが、むやみに突っ込んだわけでなく、経験から勝算はありました。この貝びっしり、意外とクッションの役目をしてくれることを知っていたのです。

右舷はフェンダーも3つ下げてあるので、ガンネル全長に渡って傷がいくということもありませんでした。まあ、帰港後に見てみると、付着した貝殻や泥でえらいことになっていて、掃除は大変になりましたが‥‥。

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貝のクッションに助けられながら、体勢を建て直しちょいチルトダウンしつつ前進に投入。右舷からメリメリガシャガシャと音を立てて、行き足が付き始めました。
よ~し、最大の難関は突破したぞ!!

しかし改めて写真を眺め、この狭さ、このクランクぶり、よくぞ作戦通り(?)すり抜けたものと、ホント、今でもタメ息が出てきますわい。

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左の桟橋にもやっている艇のうち、2隻目の方がスターンを振っており、より狭くなっていました。護岸にぶつけた反動がわずかに効き始め、我が艇は左に寄ってきたので、当て舵をして距離を維持しつつ、チョイ、チョイと断続的に前進をかけ、離脱をはかります。

ついに隘路を突破した、待ち焦がれた瞬間のはずでしたが、手放しで喜ぶ気にはなれませんでした。まだまだ最狭区間は続いており、文字通り手が離せないからです!

(28年5月8日撮影)

(『最狭水路打通の日!…6』につづく)

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