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5月1日の江戸川…5

(『5月1日の江戸川…4』のつづき)

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191032.jpg矢切の渡しを最微速で航過しつつ、自艇の行動範囲内で唯一、現役の渡船場風景をスナップ。矢切側、柴又側とも続々とお客さんが詰めかけ、おおいに賑わっています。この好天となれば、川面に繰り出したくなりますよね。

ところで、一見地味な渡船にもちゃんと、船名がついているのをご存知でしたか。小さくですが、船首の舷側に名前が書かれているのが見えますね。矢切側の舟は新矢切丸、柴又側のそれは第一矢切丸とありました。

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これは帰路のスナップですが、いいタイミングで両岸の桟橋を離れたときに出くわしたので、振り返って一枚。二隻の大きさでもわかるように、写真左、柴又側渡船場の方が上流に位置しています。

これだけの大きさ、しかも人を多く乗せた平底舟で流路を横切るとなれば、流速や風の影響も大きく、相当な技量を要するでしょう。まず上流に船首を向けて力漕し、流路中央あたりで変針、流速を利用しつつ下るような形で対岸につける‥‥と想像していたら、矢切の渡船場を出た舟は、ほぼまっすぐに柴又側目指して河道を横断! さすがベテランと、舌を巻いたものでした。

191034.jpgこのあたり、高水敷の高さがきわめて低く、我が木っ端ブネ程度の目線でも、地表(?)を見渡せる楽しさがあります。そして水際には、ほどよい水気と堆積土の栄養で環境がよいのか、ご覧のとおり木々や雑草がこんもり。

下写真、目線を斜め前方に移してみると、水際のみずらりと木が並んで見え、自然にできた水路の街路樹‥‥水路樹?といってもいいくらい! 

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もちろん水際には、鋼矢板など何らかの護岸が施してあると思われますが、それを覆い隠すように木や草が生い茂って、独特の川景色をかたちづくったのでしょう。水辺を縁取るように伸びゆく「水路樹」の列‥‥江戸川でも好きな風景の一つです。

(28年5月1日撮影)

(『5月1日の江戸川…6』につづく)

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タグ : 江戸川矢切の渡し

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