散りぎわのお花見水路…9

(『散りぎわのお花見水路…8』のつづき)

190041.jpg護岸に寄せて、改めて桜並木を見上げてみたところ。手前の一本はだいぶ葉が出ていましたが、それでも結構な咲きぶりで、短区間ながら一本当たりのボリュームもあり、見ごたえ十分。

新川橋をくぐって、遡上艇が一隻近づいてきました。スロットルをしぼり、舵をさらに右に当てて、お互い避航しつつすれ違った次の瞬間、ザアッと一陣の風が吹いてきて‥‥!

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うひょ~、凄い桜吹雪だ!
高架とビルの間から差し込む陽光を、キラキラ反射しつつ川面に降り注ぐ、淡桃色のダイヤモンドダスト! はらはらと舞い落ちる花びらで、艇内がピンク色に染まりそうと思われたほどでした。

‥‥イヤ、写真を見ると、いうほど素晴らしくないと思うかもしれませんが、それは撮ったヤツの腕の悪さ。同乗の皆さん全員から、そろって「ほおぉ~っ!」と嘆声が上がるくらい、それはそれはキレイだったんですって。この一瞬を体験できて、本当によかった!

190043.jpg一ツ橋の上流側、首都高のランプ高架の下にのぞけた石垣ですが、これがまた先ほどの護岸にも増して、絵に描いたようなケーキっぽさ。

花びらの貼りついた帯状の幅も広いし、濃度も濃くてくっきりしています。どうやら、湾入した澱みで花びらが溜まりやすいのと、湛水線付近の傾斜との塩梅が絶妙だったようですね。


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錦橋下流、気象庁前の水面もご覧のとおり。陽のさす川面に描かれた、大理石模様を押し分けて下る面白さ。

S字屈曲のなす複雑な流れと、高架橋脚の周りにできる渦が、この模様を作り出すのでしょう。ここにも何本か桜があるので、上流からのものに加えて、素材(?)の供給に不足はないようです。

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日本橋近く、西河岸橋の橋詰上流側の澱みに、陽を浴びて輝く花筏を一枚。

何分街場の、しかも高架下水路とて、江東のようなのどかさは望むべくもありませんが、川が流れているというのはありがたいもので、遠く上流から春めいた雰囲気を運んできてくれるのです。川の「もたらす」力、改めて興味をそそられたことではありました。
撮影地点のMapion地図

(28年4月9日撮影)

(『散りぎわのお花見水路…10』につづく)

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タグ : 日本橋川 高架下水路

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