3月6日の海ほたる

188001.jpg千葉へのドライブの途中、例によって海ほたるに立ち寄りました。何といっても本船航路を控える湾央部、胸のすくような景色の中、船影を眺められるのは楽しいものです。

上着を脱いでもよいような暖かな日でしたが、空模様は薄曇りでたまに雨がぱらつくという、あいにくの天気。少々やる気のそがれる出だしながら、それでもフネブネを眺めたくて、上階に上がってみました。

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188002.jpg到着は10時前ながら、すでに普通車の駐車場は満杯に近く、各フロアとも結構な賑わい。外国からの観光客も多くみられました。

オーニングを透かしてのぞける空も真っ白けで、視程はどのくらいなのか気になるところ。気温が高く、風も穏やかなのは救いでしたが、こういう日の湾奥が見せる表情は、過去の木っ端ブネ縦断時の少ない経験からも、容易に想像がつきます。


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↑もうね、見渡すかぎりもや~っと。

霧とまではいかないものの、高い気温のせいか靄が一面にかかり、視程は決してよくない状態。対岸の神奈川県側は白く煙ってぼやけた一本線となり、風の塔も輪郭があいまいです。これでは、フネブネの姿も楽しめそうにないなあ‥‥。

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ケーソンが沈みゆくスロープの上、波打ち際に水鳥の群れを発見、思わずズームでたぐり寄せるトリ好き船頭。

ユリカモメ(?)を中心に、カモっぽいトリさんもぱらぱら見えて、皆さんボリボリと羽づくろいをしておくつろぎの様子。これだけの群れを養うに足る魚がいるのでしょう、ここは人も入ってこないし、彼らにとっては好環境のようですね。

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ここで待望の本船通過。これもぐっとズームでたぐって、風の塔とのツーショットを一枚。船名は第八十八東洋丸、内航タンカーでしょうか。

ほぼ無風とあって靄は吹き払われないものの、水面の滑らかさはこの海象なればこそ! 筆で一文字を描くように、ウェーキが崩されずにツーッと伸びてゆく面白さ、「無風の贅」といってもよい光景ですね。

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回廊を歩いて東へ回ってみると、ところどころ陽が射してきました。ぶらぶらしているうちに、頬をなぜる風も少し強くなり、視程もわずかに好転してきた感じです。

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4分の3周して北側に出ると、泊地に投錨しているフネブネの姿が見えました。一番近くに見えた本船、昭和丸にカメラを向けて。

バックの一隻、シルエットをぼんやり浮かべる様子もどこか幻想的で、「靄もよいものだなあ」と、この天気を見直す気持ちになったのですから、不思議なものです。ついさっきまで、天気の悪さを呪っていたのに、現金ではありますが‥‥。

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足早に一周して北西側を眺めると、先ほどの第八十八東洋丸が、下航してくる巨大船と行き合うところでした。高々と喫水を上げて、船底色を見せた空船状態の巨船、この距離から見ても質量過剰感がありあり。

思えば、三浦から東京湾を縦断して江戸川などを訪ねていたころ、渇望していたのは、まさにこの天気。無風で靄がかかり、視程がワル~いという海象こそ、波のない平滑な水面を担保する、木っ端ブネにとってまさにベストの天候なのでした。靄に沈む幻想的な船影を眺めながら、昔のことも思い出したひとときではありました。
撮影地点のMapion地図

(28年3月6日撮影)

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タグ : 海ほたる 水辺の鳥たち

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