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11月29日の水路風景

184001.jpg昨年11月29日は、秋晴れに誘われて軽く近場回りをしてきました。天高く、馬は肥えずとも河水も澄み、川景色がいっそう映えてくるこの季節、通い慣れた水路群を気楽にお散歩するのは、楽しいものです。

以下、道々に拾った水路風景や、おなじみの物件たちの様子をまとめてみました。
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恒例、大島川水門更新工事の進捗状況! 「7月19日の川景色」の時点ではまだなかった、左径間の巻上機室が姿を現しました。右径間にくらべて、桁が少し浮いたようになっているのはなぜでしょう。桁の重量を支える、支承の調整をしつつ下ろしているのでしょうか。

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隅田川に出て遡上。総武線隅田川橋梁、改修のための足場を構築中なのか、それとも外しているのか‥‥。いずれにせよ、昭和7年に竣工した初のランガー桁、いつまでも美しくあってほしいものです。

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遡上中、おなじみ「カワセミ」にも出会いました。後部デッキのお客さんが、しきりにこちらを見てはカメラを構えているのに、面映ゆい思い。先日入渠(『10月4日の旧江戸川…5』参照)して、水線下はすっかりきれいになったはずですから、足取りも軽いでしょう。

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浅草の桟橋では「竜馬」が客扱い中。赤い甲板室が陽光を反射して、川面に姿を映しているさま、なかなかいい雰囲気。好天に恵まれて、下航便のお客さんも多いことでしょう。

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神田川に入ってみると、お茶の水分水路の吐口に、たくさんのユリカモメが集まっているのを発見。おいしいものが流れ出てくるのか、魚が集まってくるのか、それとも水温の塩梅でもよいのか‥‥。

そういえばユリカモメ君たち、最近はだんだん上流でも見かけられるようになり、先日は小石川橋の近くで十数羽、護岸上に並んでいるのが見られました。神田川は彼らにとって、結構な住み心地の川であるようです。

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日本橋川、常磐橋の解体工事の様子。撤去が進み、右径間、公園側は橋台の一部を残してほとんど姿を消した状態。左の日銀側はまだ支保工が残り、橋脚の周りには鋼矢板が打ち込まれて、基礎まで調査しながら撤去するようですね。

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晴海では、ビルの間から飛行船が見えました。微風で静穏な秋晴れとあって、乗り組みさんたちの目線ならまさに飛行船日和。上空からの眺望も、素晴らしいものがあったでしょうね。

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朝潮運河、朝潮水門を通過。向こうに架かる環状2号線の橋‥‥黎明大橋と名前が決まりましたが、工事もおおむね終わって外観もすっきりし、久しくばたばたしていた水門周りの雰囲気も、だいぶ落ち着いたものとなりました(工事中の様子はタグ『朝潮水門』参照)。

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晴海5丁目、トリトンスクエア前には、鋼材を組んだ大規模な足場が。テラス工事にしては大げさに思えますが、何ができるのでしょう。都心にも間近く、再開発も急ピッチで進んでいるとあって、一見のんびりとした水辺も、大きな変貌を迫られそうではあります。

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最後は、客扱いを終えた屋形船2隻の船隊について、単縦陣で佃水門を通航。先行船の排気臭を嗅ぎながら、一団となってゆるゆると水門をくぐるひととき、これまたよろしいものでした。
撮影地点のMapion地図

(27年11月29日撮影)

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タグ : 大横川隅田川神田川日本橋川朝潮運河水上バスカワセミ高架下水路大島川水門

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