山間のノッポ閘門! さみだれ大堰舟通し…7
(『山間のノッポ閘門! さみだれ大堰舟通し…6』のつづき)

●ふたたび近寄って、斜め前から仰いだ前扉室ゲートの偉観。この角度から眺めると、いかにも骨太でがっしりとして、径間5mとは思えないほど大きく見えますね。
こちらの扉体は、スキンプレートにくっきりと湛水線の汚れが付き、後扉室のそれとは対照的です。汚れ具合から見て、堰起立時は前扉室ゲートを常時閉としているのでしょう。

●法面を登って、看板をズームでたぐってみると、一つ気づかされたことがありました。看板の下、一枚一枚をつないだ黒いコードのようなものが‥‥。もしかして、アンドン式の電飾看板なのだろうか!?
そういえば、看板もアクリルっぽいような‥‥。ただでさえ強烈なこれが、夜目にも鮮やかに煌々と輝くさま! 想像するだにめまいのする光景です。これはむしろ、東京や大阪など大都市圏のの閘門で、ゼヒ見習っていただきたい装備ですのう‥‥。
●一つ積み忘れ、前扉室の戸当たりも後扉室同様、水底に白線がくっきり見えていました。これで、単に浅いから見えているのでなく、通航船に向けた警戒標識として、意図的に目立つようにしていることが濃厚になってきました。
閘門によっては、標識や電光掲示をお祭りのように並べ立て、通航船にあれこれと注意を促すことが少なくありませんが、さみだれ大堰舟通しは、強烈看板にリソースの大半を割いた(?)ためか、閘室周りの標識類はいたってシンプルです。

●最後に橋上から、肝が縮む管理橋と全扉室ゲートを振り返って、後ろ髪引かれる思いをずるずる引きずりながら、さみだれ大堰舟通しとお別れ。
山肌迫る三大急流の一つに、足元を洗われつつ屹立し続ける二人の小巨人! いずれ機会があったら、通閘中の光景や、看板に灯の入った夜景も拝んでみたいものです。
●橋から上流を見ていたら、水鳥の大艦隊(笑)を発見。西岸の水際に降りて一枚撮ろうとしたところ、ちょっと踏み出しただけで、ギャアギャアと大げさに鳴き騒いで逃げ散るありさま。トリ好きなのにぃ(泣)。
さみだれ大堰を後に、次の目的地に向かうとしましょう。その前に、せっかくここまで来たのだから、往路にちらりと見えた物件にも、欲張ってちょっと寄り道してみることにしました。
(27年11月22日撮影)
(『北楯頭首工と北楯堰…1』につづく)

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●ふたたび近寄って、斜め前から仰いだ前扉室ゲートの偉観。この角度から眺めると、いかにも骨太でがっしりとして、径間5mとは思えないほど大きく見えますね。
こちらの扉体は、スキンプレートにくっきりと湛水線の汚れが付き、後扉室のそれとは対照的です。汚れ具合から見て、堰起立時は前扉室ゲートを常時閉としているのでしょう。

●法面を登って、看板をズームでたぐってみると、一つ気づかされたことがありました。看板の下、一枚一枚をつないだ黒いコードのようなものが‥‥。もしかして、アンドン式の電飾看板なのだろうか!?
そういえば、看板もアクリルっぽいような‥‥。ただでさえ強烈なこれが、夜目にも鮮やかに煌々と輝くさま! 想像するだにめまいのする光景です。これはむしろ、東京や大阪など大都市圏のの閘門で、ゼヒ見習っていただきたい装備ですのう‥‥。

閘門によっては、標識や電光掲示をお祭りのように並べ立て、通航船にあれこれと注意を促すことが少なくありませんが、さみだれ大堰舟通しは、強烈看板にリソースの大半を割いた(?)ためか、閘室周りの標識類はいたってシンプルです。

●最後に橋上から、肝が縮む管理橋と全扉室ゲートを振り返って、後ろ髪引かれる思いをずるずる引きずりながら、さみだれ大堰舟通しとお別れ。
山肌迫る三大急流の一つに、足元を洗われつつ屹立し続ける二人の小巨人! いずれ機会があったら、通閘中の光景や、看板に灯の入った夜景も拝んでみたいものです。

さみだれ大堰を後に、次の目的地に向かうとしましょう。その前に、せっかくここまで来たのだから、往路にちらりと見えた物件にも、欲張ってちょっと寄り道してみることにしました。
(27年11月22日撮影)
(『北楯頭首工と北楯堰…1』につづく)

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