最上川舟下りを楽しむ…2

(『最上川舟下りを楽しむ…1』のつづき)

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桟橋下流側にもやわれたフネブネ。幅広の船体に温室のような甲板室を設けた、いかにも収容力重視のつくりで、船首側の妻板上にパトランプのような、赤い灯器を揃って掲げているのも目を引かれます。

屋形船とは違って、装飾を一切排した、質実剛健ともいえるスタイルが印象的でした。これは河相の厳しさからくる、長年の運用経験でそうなったのか、興味を引かれるところではあります。

183012.jpg係の方に引率されて、桟橋へ。船は「第十一芭蕉丸」、入口は船首の妻板1ヶ所で、靴を脱いでお座敷に上がり、座卓を挟んで二列に座るという寸法。

座卓は切れ目なく置かれているので、いったん座ると左右の行き来はできません。列の先頭から順次奥に詰めるかたちになりますから、一番前に座りたい場合は、引率列の最後尾についた方がよいでしょう。


183013.jpg「温室」がかぶさっているだけあって、中は陽射しでぽかぽかと暖かです。客席はほぼ定員いっぱい、船尾の操舵席に船頭さん、船首の入口を背にして女性のガイドさんが定位置につくと、もやいを解いていよいよ古口港を出港。

密閉された船室が苦手なおっさんとしては、少々落ち着かなくはあるのですが、舷側の小さな窓一つが自由に開けたてできるだけでも、ここは幸いとしなければなりません。

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桟橋を離れた船は、いったん上流側に向かって河道中央に出、ぐるりと転回。さっきの時計付き樋門に見送られて、初めての最上川の旅に出発です。

しかし、岸にもやうフネブネを見ても、見事なほど略同型ですね。隻数の多さもさることながら、同じタイプで揃える徹底ぶり、船社としての堅実な姿勢が現われているように思えたものです。

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転回の途中で窓を開けて、上流側を一枚。先ほど聞いたとおり、霧はウソのように文字どおり雲散霧消して、秋晴れの下、爽やかな山間の川景色が広がっていました。

初めて川面から眺める最上川! 「山内」区間の入口であるこのあたりは、関東でいう「瀞(とろ)」なのでしょうか、三大急流の名が疑わしく思えるほど、鏡のように穏やかな印象。この上流、本合海からの便もいつか乗ってみたいなあ‥‥。

(27年11月22日撮影)

(『最上川舟下りを楽しむ…3』につづく)

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タグ : 最上川 最上峡芭蕉ライン

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