最上川舟下りを楽しむ…1

(『最上川舟下りを楽しむ…0』のつづき)

183006.jpg今回お世話になる船社、最上峡芭蕉ラインの拠点である古口港の本屋は、別名「戸沢藩船番所」といって、その名のとおり、藩政時代にあった舟運のお役所をイメージしたもの。待合所としてだけでなく、物産館や食事処も兼ねていて、すでに多くの人で賑わっていました。

ちなみに最上川には、高屋を発着点とし最上峡を周遊、対岸の仙人堂への上陸コースもある義経ロマン観光、ずっと上流の村山市で、文字どおり渓流下りを楽しめる最上川三難所舟下り山形県観光情報ポータルより)があるのですが、最も長い距離を乗っていられることもあり、芭蕉ラインを選ぶことにしました。機会があったら、他の船社も利用してみたいものです。

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出港まで少し時間があったので、まずは川景色とご対面したくなり、小走りに河畔へ。桟橋を見下ろすところまで来ると‥‥、おおお! 霧のたなびき具合も塩梅よろしく、まことにしっとりと、幻想的な川景色!

川面を見渡すと、桟橋の前後や対岸に至るまで、10隻を下らない船影がもやい、盛業ぶりが感じられます。こんな山深い水路に、これだけの動力船がひしめき合っているというただそれだけで、水運バカとしては感動ものの風景。
斜面を下る通路や桟橋に、頑丈そうな屋根が設けられているのは、積雪時を考えてのものでしょうか。そういえばここ、こたつを入れた雪見船も運航しているんですよね。

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上とほぼ同じ位置から、上流側を見たところ。樋門の巻上機室の側面、時計が備えてあるのにびっくり。観光地ならではのサービスといったところでしょうか。

眺めていると、霧は周囲の山肌や田んぼから、渦を巻いて次々と湧きでてくるのです。あまり山に縁がないこともあり、霧が産まれる瞬間を目の当たりにするのは、もちろん初めて。霧にかすむ、山間の川景色の素敵なことったら! いや、朝一番の便にしてよかった!

183009.jpg船番所と桟橋の中間あたり、先ほどの看板船とほぼ同じものが。こちらは乗って記念撮影ができるみたいですね。

芭蕉丸というと、松島で乗った第三芭蕉丸(『第三芭蕉丸の船旅…1』ほか参照)が思い出されました。そういえば電話で船社に問い合わせしたとき、係の方は「芭蕉さん」と、うやうやしく口にされていたっけなあ‥‥。松尾芭蕉がもたらした恩恵の大きさ、はかりしれないものがあります。

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出港時刻が迫ると、呼び出しのアナウンスがかかり、係の方の誘導で桟橋へ。階段や桟橋の構造からみて、増水期と減水期では、相当の水位差があるみたいですね。

できるだけ長く乗って、かつ川景色もたくさん眺めたい、という下世話な欲望から、昨年開設されたこの上流8.5km、元合海からの航路(同社サイト『舟下りの楽しみ方』参照)について問い合わせてみたのですが‥‥。
原則団体さんのチャーター便のみで、一隻分の料金を払えば人数は問わないが、小人数でチャーターできるような小型の船はなく、60人乗りのみでの運航とのことでした。う~ん、残念ですが、定期航路化を待つしかないようです。

(27年11月22日撮影)

(『最上川舟下りを楽しむ…2』につづく)

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タグ : 最上川 最上峡芭蕉ライン 樋門

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