江戸川閘門のディテール…4
(『江戸川閘門のディテール…3』のつづき)
●逆光で写りがいま一つですが、前扉室ゲートのアップはあまり撮ったことがなかったので一枚。
この時点での光の加減か、日照時間によるのか、壁面の感じが後扉室のそれより歳相応に見える気が‥‥。しかし、小さい扉体は竣工時、もう一組の巻上機一式を備えていたのでしょうか。もし巻上機室の中に入れる機会があったら、確かめてみたいものです。

●日照時間といえば、これも触れておきたい物件。入口の壁面に一つづつ掲げられている、「徐航」の看板。「航」のアレンジされた書体が味わいがあって、よいものです。
上の写真は前扉室のものですが、これが後扉室になると‥‥。

●ご覧のとおりすっかり褪色して、そろそろ判読も難しくなりそうなくらいですね。「10月4日の新中川…1」で触れた今井水門の扉体同様、“日陰者”ほど命長らえる好例であります。
看板は天地計6か所でボルト留めされていますが、周りの壁面に着脱痕らしきものが見えるので、何度か交換されているのでしょう。最初から同様の書体だったのでしょうか。
●というわけで、長い付き合いの閘門にもかかわらず、注意してみるとさまざまな発見があって、楽しめました。例によって行徳可動堰も眺めてゆこうと、分流点を右へ折れて本流を南東へ。
近づこうとすると、堰の右手水面に猛スピードで水煙を上げて走り回るナニカが見え、カン高い爆音も聞こえてきました。どうやら、ラジコンボートの競技会を催しているみたいですね。引き波でお邪魔をしてはいけないので、残念ですが堰見物はあきらめました。

●180度回頭、京葉道路・江戸川大橋を望んで。青空を映す川面はいかにも水量豊かで、爽やかなことこの上なし。
そういえば、江戸川本流もしばらく遡上していないなあ‥‥。優しく波打つ流路を眺めていたら、三郷中之島以北とはいわないまでも、金町浄水場の取水塔や、緑したたる国府台の風景を、久しぶりに訪ねてみたくなりました。
【撮影地点のMapion地図】
(27年10月4日撮影)
(『10月10日の江戸川閘門』につづく)

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この時点での光の加減か、日照時間によるのか、壁面の感じが後扉室のそれより歳相応に見える気が‥‥。しかし、小さい扉体は竣工時、もう一組の巻上機一式を備えていたのでしょうか。もし巻上機室の中に入れる機会があったら、確かめてみたいものです。

●日照時間といえば、これも触れておきたい物件。入口の壁面に一つづつ掲げられている、「徐航」の看板。「航」のアレンジされた書体が味わいがあって、よいものです。
上の写真は前扉室のものですが、これが後扉室になると‥‥。

●ご覧のとおりすっかり褪色して、そろそろ判読も難しくなりそうなくらいですね。「10月4日の新中川…1」で触れた今井水門の扉体同様、“日陰者”ほど命長らえる好例であります。
看板は天地計6か所でボルト留めされていますが、周りの壁面に着脱痕らしきものが見えるので、何度か交換されているのでしょう。最初から同様の書体だったのでしょうか。

近づこうとすると、堰の右手水面に猛スピードで水煙を上げて走り回るナニカが見え、カン高い爆音も聞こえてきました。どうやら、ラジコンボートの競技会を催しているみたいですね。引き波でお邪魔をしてはいけないので、残念ですが堰見物はあきらめました。

●180度回頭、京葉道路・江戸川大橋を望んで。青空を映す川面はいかにも水量豊かで、爽やかなことこの上なし。
そういえば、江戸川本流もしばらく遡上していないなあ‥‥。優しく波打つ流路を眺めていたら、三郷中之島以北とはいわないまでも、金町浄水場の取水塔や、緑したたる国府台の風景を、久しぶりに訪ねてみたくなりました。
【撮影地点のMapion地図】
(27年10月4日撮影)
(『10月10日の江戸川閘門』につづく)

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