松川遊覧船ふたたび…1

(『松川にもやう舟たち…2』のつづき)

175151.jpg明けて6月21日、雲の濃さは前日以上、今にも降り出しそうな空模様です。前夜にも雨が降ったので、富山城の櫓はしっとりと濡れた肌を見せていました。

本日は、お隣の高岡まで足をのばし、高岡古城公園の遊覧船にでも乗ろうか、と考えていました。しかし、前日飛ばし過ぎたのがたたったのか、すっかり寝坊して宿を出るのが遅れ、とても帰りの新幹線には間に合わないことが判明。お天気も心配ではあるしと、市内観光に変更することに。

そうと決まれば向かうのは一つ、前回(過去ログ『松川を棹舟でゆく…1』以下参照)もお世話になった、松川遊覧船(富山観光遊覧船株式会社)に乗ってみることにしたのです。この判断は結果的に、嬉しい出会いをもたらすことになりました。

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道々、水たまりがところどころ残る城址公園を、少しお散歩してみました。前回も眺めた「松川七橋」のうち、間近に見ていなかった景雲橋にご挨拶。遊覧船のコースに数えられながら、唯一舟のくぐれない、眺めるだけの橋です。

ご覧のとおり、泉水に架かる丹塗り風の反橋ですが、赤い高欄が周囲の緑によく映えて、細身の桁も軽快な感じ。泉水には色とりどりの錦鯉が泳いで、水面に映る橋をゆらめかせていました。

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景雲橋のすぐ脇から、松川を渡る七十二峰橋に出ることができました。下流側、塩倉橋と遊覧船の船着場を望んで。

夜来の雨に濡れた木々の葉がつややかで、玉石垣の護岸とあわせ、静かな川面をより素敵に見せています。あれ? もやっている舟の中に、棹舟の姿が見えないなあ‥‥。乗り場である松川茶屋に向かってみましょう。

175154.jpg松川茶屋への途中、遊具の並ぶ一角にあった保存蒸機、9600型ですね。頑丈そうな屋根が架けられているのが、いかにも雪国らしい感じ。

近寄ってみると、残念ながらあまり状態は良くなく、4枚あるはずのナンバープレートのうち、少なくとも2枚は消え失せて、痛みもだいぶ進んでいます。とはいえ、貨物用機のどっしりとした魅力は味わえて、ちょっとトクをした気分でした。

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松川茶屋で切符を買って、案内された船は意外や、写真の「神通Ⅱ」! 嬉しくなったと同時に、脳内でぐるぐる回る心の叫び、
この船で富岩運河を楽しんでみたかった。
眺望のよいオープン、しかもデッキの広々とした、ポンツンボート風の船型! 思う存分運河風景を楽しめたことでしょう!

後でうかがったところでは、老船頭さんたちが高齢となり、引退されたことで棹舟はすでに無く、かなり前からこの「神通Ⅱ」が、松川遊覧の定期便を担っているとのこと。前回と違った水路行が味わえそうで、曇天につられ下がりがちだったテンションも、もりもりと上がってきました。
撮影地点のMapion地図

(27年6月21日撮影)

(『松川遊覧船ふたたび…2』につづく)

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