中島閘門見学…3

(『中島閘門見学…2』のつづき)

175096.jpgガイドさんにうながされて、管理橋を渡り操作室へ。管理橋のボロボロ具合は8年前のままで、この年代のRC橋に惹かれる者としては、何とも哀れに思えます。閘門や操作室がきれいに復元されているだけに、なおさら痛々しさが際立つようですね。

それにしても、なぜ橋だけがこんなに劣化したのでしょう。かつては運河を渡る橋が少なく、自動車が頻繁に通っていたなど、何か理由がありそうですね。

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橋を渡っている最中に下を見ると、ザーザーと水音がして、閘室から排水中であることがわかりました。ガイドさんによれば、この後すぐに下流側から通航があるので、それに備えてとのこと。

斜接する扉体の角度、水圧でピッタリとすき間なく密着した水密部など、実働するマイタゲートのディテールが味わえて、これまた眼福であります。

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操作室の前に到着。扉や窓は開け放たれて、中には係の方の姿も見えます。前回は窓越しにのぞき込むだけだった操作盤、ゼヒ見てみたい。

ここで前回、19年8月8日に撮った写真(過去ログ『中島閘門…3』より再掲)と、見くらべてみましょう。

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窓枠周りや壁が一新されたのはもとより、波打ち気味だった屋根瓦の棟もしゃっきりとして、改めて大きな修繕だったことを実感。

「中島こう門操作所」の看板は、枯れた味わいがあってよいものだっただけに、外した後そのままというのは惜しいですね。竣工当時は、看板のたぐいはなかったのでしょうか。

175100.jpg内装も全面的に修繕されたのか、壁の色あくまで白く、新しい木の匂いがします。こちらにも大きな説明板が掲げられていて、復元工事の概要や間取り、建築様式などが解説されており、ガイドさんのお話とあわせて楽しく拝読。平成22年8月に竣工したのですね。

船頭的には、「ガラリ」の解説がツボ! いい響きですよね、ガラリって言葉。建築用語では、下見板状の通風口を主に指すようですが、子供のころに見た、二重の格子をずらして通気を調整できるアレを思い出します。

(27年6月20日撮影)

(『中島閘門見学…4』につづく)

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