鼬川取水堰と樋門

(『牛島閘門ふたたび…2』のつづき)

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牛島閘門を愛でたついでに、堤防の向こうにある堰と樋門も見てみることにしました。道路を渡って、鼬川畔に降りてみると、落差をすべる水音とともに、堰が姿を現しました。

丸みを帯びた黒い扉体を越流する河水、これ、ゴム引布製起伏堰ですよね? ゴム製の袋を空気などでふくらませて堰上げ、増水時は減圧してぺちゃんこにすれば、速やかに放流できるという、起伏ゲートの一種です。

175082.jpg堰のかたわらにはテラスが整備され、写真のような説明板もあって、ゆっくり鑑賞できます。名前は「いたち川取水堰」‥‥まあ、使う頻度の少ない漢字なので、気持ちはわかりますが、ここはちゃんと「鼬川取水堰」と、正式名称で呼んであげたいものです。

なるほど、河床の掘り下げで富岩運河への給水が難しくなったため、新たに堰を設けたのですね。見方によっては、運河の付属設備ともいえるでしょう。魚道の写真にはめ込まれた、記号化されたおサカナが可愛らしくてイイ。

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さて、前回から8年越しの宿題、牛島閘門と鼬川を分かつこの樋門の、名前を確かめること。

巻上機室をタイルでお化粧し、公園地に面したことを明らかに意識した、これだけの規模の設備です。探せばどこかに、銘板なりあるはずでしょう。

175084.jpg‥‥と、息巻いて隅々まで眺めまわし、のぞき込んでは探し歩いたものの、名前のよすがとなるものは、ついに発見できませんでした。右に掲げた頑丈そうな操作盤が、堰柱の裏側に備えてあったのみ。ううん、がっかり‥‥。例によって見落としたのかなあ。

水郷のそれならば、どんな小さな水門であっても、堰柱の梁中央に銘板が掲げてあったものですから、決して小さくないこの樋門で無銘とは、驚きでした。何か理由があるのでしょうか。

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せっかく再訪したのだからと、扉体をのぞき込んで一枚。いずれこの扉体が開いて、牛島閘門の通船が成るときがあったら、ぜひ通ってみたいですねえ。
撮影地点のMapion地図

(27年6月20日撮影)

(『中島閘門見学…1』につづく)

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タグ : 鼬川 鼬川取水堰 樋門

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