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富岩運河で遊ぶ…6

(『富岩運河で遊ぶ…5』のつづき)

175026.jpg新日本海重工の大きな建屋に囲まれて、陸置保管のプレジャー群が見えてきました。運河に面したマリーナですね。帰宅後に検索してみると、「照海マリンサービス」とのこと。

大工場の敷地内に設けられたマリーナとは、珍しいものです。上下架はスリングベルト付きのクレーンで行っていました。ここのプレジャーも、自由に中島閘門を通れたら素敵ですが、運河航路実現までの流れから見て、恐らくそれは叶わないように思えました。

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マリーナの前を過ぎたあたりで、黄色い看板を掲げた廃橋脚が出現! 左舷から首を突き出して写したので、一つしか見えませんでしたが、この右にもう一本あり、同様の看板を掲げていました。

この上流、重要文化財の『中島閘門』です 新日本海重工業」‥‥何と、船社や自治体でなく、新日本海重工業提供であることが判明。粋なはからいをしてくれたものですね。

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上流側を振り向いて見てみると、「これより国際貿易港の『富山港』です」! ちゃんと上下航便で看板を変えている芸の細かさ、さすが地元企業。以前目黒川で見た横断幕、「ようこそ目黒川へ!」「またのお越しを!」を思い出させるものが(『目黒川をのぞいてみると…3』参照)。

ところで、被覆補強された鉄板の錆び具合といい、風化したコンクリートの肌といい、どう見ても運河とそう年齢は変わらなそうな雰囲気。人道だったのか、それとも水管橋か、何を渡していたのかはわかりませんが、立地と看板からして、新日本海重工が架設したものなのでしょう。

175029.jpg廃橋脚の上流右舷側に、ナンバープレートを外したクルマが、ずらりと並んでいる一角がありました。ガイドさんによると、ここは船積みを待つ廃車置き場とのこと。

「あの矢沢永吉さんが描いてあるトラック、3年位前からここにありますねえ」とガイドさん。以前、仮設甲板までクルマを満載したロシア船に驚かされましたが、最近はこちらのビジネスも厳しいようです。

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富岩運河の第一橋、国道415号線を渡す萩浦小橋を見上げて。シンプルな箱桁橋ながら、径間の真ん中あたりにポコリ、と半円形のバルコニーが張り出しているのがユーモラス。草深くなった両岸に挟まれて、「ふがん」は音もなく遡上を続けます。
撮影地点のMapion地図

(27年6月20日撮影)

(『富岩運河で遊ぶ…7』につづく)

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タグ : 富岩運河富岩水上ライン水上バス

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