笹川湖で貸しボートを楽しむ…3
(『笹川湖で貸しボートを楽しむ…2』のつづき)
●向かい風に抗して、漕ぎ進むこと約10分、すでに汗だくの情けなさ。いや、そよ風とはいえ、3人分の荷重を抱えて、風上に切り上がるのはひと仕事で、エンジンのありがたみを実感した次第であります。
進むにつれて、両岸の景色に変化が見られました。水際まで迫った森が少し後退し、地肌が透けて見えてくるとともに、朽ちた木々が水面に顔をのぞかせるようになったのです。

●枝をすっかり落とし、白く乾いた肌をさらす朽木たちのおりなす奇観、まさにダム湖の贅といってよいでしょう。
動力艇であれば、いつ船底を食い破られるか、首をすくめながらの船行きとなるところですが、ローボートというのはその点気楽なものです。仮にコツンとやっても、行き足が止まるだけで、大したことはありません。
●最初の朽木たちを見たのは、合流点の鼻先。通りすぎざまにのぞいたこちらの谷も、またよい雰囲気。
今まで通ってきた谷にくらべると、少し水際がなだらかで、上陸できる岸辺もありそう。屈曲しつつ枝分かれしてゆくいくつもの谷間、探索欲をそそられます。
●面白くなって、朽木の林の濃い方へ濃い方へと乗り込んでゆくうち、はまり込んだような形になり、抜けだすのにひと苦労。
しかし、この絡み合ったような造形、恐ろしげでもあり、興味深くもあります。こういった木々のあるあたりが、魚の棲息に適していて、釣り人さんのよいポイントとなるに違いありません。

●正面に、白い岩肌をところどころに見せた、断崖絶壁といってよい光景が広がってきました。もし、これが汽船も通るような可航水路にあったら、景勝地として名物になりそうですよね。
ちょうど目の前に姿のよい朽木が来たので、断崖をバックに一枚。
(27年5月5日撮影)
(『笹川湖で貸しボートを楽しむ…4』につづく)

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進むにつれて、両岸の景色に変化が見られました。水際まで迫った森が少し後退し、地肌が透けて見えてくるとともに、朽ちた木々が水面に顔をのぞかせるようになったのです。

●枝をすっかり落とし、白く乾いた肌をさらす朽木たちのおりなす奇観、まさにダム湖の贅といってよいでしょう。
動力艇であれば、いつ船底を食い破られるか、首をすくめながらの船行きとなるところですが、ローボートというのはその点気楽なものです。仮にコツンとやっても、行き足が止まるだけで、大したことはありません。

今まで通ってきた谷にくらべると、少し水際がなだらかで、上陸できる岸辺もありそう。屈曲しつつ枝分かれしてゆくいくつもの谷間、探索欲をそそられます。

しかし、この絡み合ったような造形、恐ろしげでもあり、興味深くもあります。こういった木々のあるあたりが、魚の棲息に適していて、釣り人さんのよいポイントとなるに違いありません。

●正面に、白い岩肌をところどころに見せた、断崖絶壁といってよい光景が広がってきました。もし、これが汽船も通るような可航水路にあったら、景勝地として名物になりそうですよね。
ちょうど目の前に姿のよい朽木が来たので、断崖をバックに一枚。
(27年5月5日撮影)
(『笹川湖で貸しボートを楽しむ…4』につづく)

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