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4月29日の内部河川…6

(『4月29日の内部河川…5』のつづき)

171026.jpg東京製粉の終焉を目にして沈みがちな気持が、扇橋閘門の通航待ちのワクワク感で少し回復。豪快な排水が終わって出てきた艇は、お客さんを満載したカタマランの観光船でした。

お客さんも閘門通航でテンション高めなのか、思い切り手を振って応えてくれました。都内の観光船、平井さんのようなモノハルも少なくありませんが、ここ数年ですっかりカタマランが主流になった観があります。収容力と安定性を兼ね備えるという意味では、確かにこの船型に勝るものはないでしょう。

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ドルドルドル、という独特の作動音を耳にしながら、閉まる後扉を眺めてさて、注水です。

出閘するとき、出てきた職員の方に「船名は?」ときかれたので答えながら、「いつも通らせてもらって、お世話になってます!」というと、笑って手を振ってくれました。

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曇り空とはいえこの陽気だったら、さぞかし賑わっているだろうと、ちょっとのぞいてみたくなり、日本橋に寄り道してみました。案の定、船着場は2隻がもやい、3隻が達着を待って遊弋もしくは漂泊中といった賑やかさ。

171029.jpgおなじみZEN船長のエスエスNANO1は、西河岸橋の桁裏に軽くもやいを取って待機していました。橋脚の水面下には張り出しもないようで、水位から桁下高も、もやいを取るのにちょうどよかったようです。

しかし、船着場もこれだけ混雑するようになると、接岸の順番を指示したり、事故のないよう待機艇をさばく管制係が必要だなあと思えました。今は予約時刻をもとに、船長同士声をかけあって上手にやっておられるのでしょうか。

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帰路は東雲北運河を通って、日本橋川とは一転した静けさを堪能しつつ今回の〆。

今や数少なくなった水面に張り出す建物、木村造船所とその前にもやうグリーンの曳船。水辺の新緑とともに、全体的に緑色過多な運河風景、よいものでした。
撮影地点のMapion地図

(27年4月29日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 小名木川日本橋川東雲北運河江東内部河川水位低下化河川扇橋閘門閘門曳船高架下水路

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